20歳の独立日記〜59日目〜

7月8日(日曜日)

好奇心が「気づき」を作り、「引き出し」の多さを作る。つまり、好奇心とはセンスなのだと思う。

情熱大陸というドキュメンタリー番組がある。毎回毎回、その道の第一線で輝くプロに密着して、その人の思考や働き方に触れる番組だ。

グラフィックデザイナーの祖父江慎さんの特集をしていたことがあった。祖父江さんは、コズフィッシュというデザイン会社の社長。意図的に本を崩した印刷をしてみたり、斜めに裁断した本を発売したりする。装丁の常識を覆すデザインが魅力。

祖父江さんは番組の中で、「若い人はちゃんとしすぎる。ラフでは勢いがいいのに、段々弱くなっていっちゃう。そのままでいいのに」と言っていた。崩すためには、揃えることをまず覚えなければいけない。遊びはそれから。

その番組で祖父江さんは色々なことに「好奇心」を燃やしていた。例えば、イチョウの木の影。例えば、川に現れる波紋。全てに感動していた。

ほー、すごい。
へーきれいだねぇ。

なんだかいいなぁと思う。自然の中、街の中にこそ、デザインの種がある。

例えばスーパーマーケットなんてデザインの塊。商品の売られ方、どういう層がどの商品を買うのか。これはなんでここにあるのか。考えることは楽しい。

僕の母は、僕の好奇心にはお金を使ってくれた。どこにだって連れて行って、生で体験させてくれた。それが今でも生きている。

好奇心を育てることが大切。

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今日、たまたま見たテレビで「月収17万のOLから年商5億の女社長」という番組をやっていた。

女社長はオーダーメイドのスーツを売っている会社を経営している。

「私は24時間スーツのことは考えていません。ただ、24時間お客様のことを考えています。」

「お客様がスーツを着て、どんな夢を叶えたいのか。スーツとはどういう存在なんだろうと考えています。」

デザイナーとしてその意識は大切だと思った。

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