「椿の庭」失われた時を求めて
写真家撮ったの観る
富司純子主演作をスクリーンで観ることもう無い
かもしれないので
著名な広告写真家上田義彦初監督作品
失礼ながら上田氏存じ上げなかったので先程調べた
葉山あたりと思われる海見える瀟洒な日本家屋
に住む老婆と孫の物語
物語というほどの事もなく贅沢だと感じる人には
この上ない贅沢な暮らしぶりが緑で覆われた庭の
風景と共に描かれる。
時代設定無いですが会話や持ち物から想像するに
バブル期辺りでは
富司さん素晴らしいです
綺麗な日本語、凛とした佇まいは美しい。
私も含め多くの日本人が失ったモノです
富司さんに象徴される日本人固有の美の損失を
嘆いているように思います
バブル過ぎた90年代から街の風景や生活スタイル
変わっていくの実感としてあるので上田氏の想いもそこではと勝手に想像
劇中の富司さんの覚悟も古い日本人特有の行動の
ようにも見える
韓国人女優、台湾人男優出演してる
二人は富司さんの理解者です
現在の日本人への強烈な皮肉かなとも
記憶が家に宿るのならこの家無くなったら
私も消えるのかしら。と呟く富司さん
それでも血は続くのです