ずっと┄┄┄

降りしきる雪  

冷たい風が頬を刺す

見えぬ筈の星を見詰め  

白い息を吐く

何も変わらぬ昨日までの日々

私の横で微笑む君

小さく暖かいその手を握り

幸せを感じていた

歩く歩幅を無理に合わせ

私の腕にしがみつく

その姿を愛しく想い

歩幅を少し遅らせる

いつも私に気を遣い

自分の言葉に蓋をする

私はそれを知っていた

だけど知らない振りをした

いつも私の横で微笑む君

私はそっと傍に寄り

マフラーを掛けて抱き締めた

驚く君のその顔が

今でも心に残ってる

無口で静かな君なのに

初めて何故？と聞いて来た

暫く黙って見詰めたが

君はそっと視線を落とす

小さく綺麗なその手を取って

光のリングを指にさす

変わらぬ筈の日常を

帰る筈の無かった日々を

光のリングが全てを変えた

降りしきる雪

冷たい風が頬を刺す

見えなかったあの星を

今は君と見詰めてる

これからも  この先も

ずっと君と見詰めてる