『小説』永遠に宇宙に 完結編 ~さよならからの始まり 絆は永遠に~二章ノ3 選ばれた戦士5
生命「グガガァ〜〜!!」
ギキン!!キンキンキン!!
生命「ゴガァ〜〜!!」
キキン!!キンキン!!ザシュ!!
グラン「グ···ハハハ、ちょっと調子に乗り過ぎたか、流石に遊べる相手では無いな···おっと!!」
ガキィ〜ン!!キン!!斬!!
グラン「よし!!」
美奈(あれ?······今化け物の氣が上がった)
生命「ガガァ〜〜!!」
キンキン!!ザシュ!!ザシュ!!
グラン「ウグッ···しぶとい!!好い加減くたばりやがれ!!」
ザシュザシュ斬!!
生命「ガァ〜〜!!」
美奈(うん、やっぱりまた上がった)
グラン「ま、また強くなりやがった···か、勝てるのかよ、俺は略全開だぞ?······コイツまだ上があるのかよ」
キン!!ザシュザシュ!!
グラン「ガハッ!!······サザン達が居るってるのに、これじゃ吸収に向かえない···と言うかこれ以上出来るのか?身体に負荷が掛かり過ぎて自滅なんて事には···うォ!!」
ギキン!!ザシュ!!
グラン「ガハッ!!···ったく、少しは考える暇寄越せってェの!!」
ザシュ!!斬!!
生命「ギガァ〜!!」
美奈(はい確定、アイツ攻撃されると氣が上昇する)
グラン「ま、まだ行けそォだ···うォりゃァ〜!!」
キン!!キン!!キキキン!!
グラン「あ、当たらない」
生命「ゴァ〜〜!!」
ガキィン!!キン!!ザシュ!!
生命「ウガァ〜〜!!」
グラン「よし怯んだ!!一気に畳み掛ける!!」
生命「ウガ!!」
シュパッ!!
グラン「な!!どこに···あ!!アイツ!!美奈を狙って、吸収するつもりか!!」
生命「ガァ〜〜〜!!」
美奈「えェ〜!!何で私の所に来んのよォ〜、マジ面倒い」
生命「ウガァ〜〜!!」
ガシッ!!
生命「ググッ···ガフガフガフガチッガチッガチッ
美奈「ウゲェ···気持ち悪いなァ」
サッ···斬!!斬!!斬!!
生命「ウギャ〜〜!!」
美奈「あれ?見た目より弱い?それに何で私の攻撃だと氣が上がらないの?」
生命「······グルルルルル」
美奈「あれ?······ん?何?私に言いたい事でもあんの?ってか会話が出来るの?流石にグルルとかガルルじゃ分かんないわよ?」
生命「グガ······ゲ···げ···玄庵」
美奈「ん?今玄庵って言ったよね?」
生命「や······奴は···玄庵···を」
美奈「奴?グランの事?」
生命「ウガ!!」
美奈「おォ当たった···フフフウガって答えられてもねェ」
生命「吸収······金神···にも······許せぬ」
美奈「成程、アンタが言いたいのは玄庵ってのが吸収されたゃったからアンタが怒ってるって事ね?」
生命「ウガ!!」
美奈「んじゃ何で私を攻撃して来たのよ!!私関係ないじゃん!!」
生命「······ウガィ」
美奈「アンタ若しかして私を吸収すればグランに勝てるって思った?」
生命「ウガ!!」
美奈「巫山戯ないでよ!!ぶっ飛ばすわよ!!」
生命「······ウガ」
グラン「ハァハァ···若しかして今逃げれるんじゃね?」
美奈「あ、グラン、アンタ今逃げる気だったでしょ?でも無駄だからね?そこで大人しくしていなさい」
グラン「チッ···おい美奈!!ソイツはお前を」
美奈「違うわよ?アンタが目当てらしいわ?私を吸収しようとしたけど、思ってたより強かったから諦めたみたい」
グラン「そ、そォなのか?」
美奈「んでコイツはアンタに恨みがあるみたいだけど、心当たりはあるの?」
グラン「············ある」
美奈「そ、じゃァ相手してあげな?」
グラン「と、当然そのつもりだが」
美奈「私はァ···見ているのもつまんないから手を貸そォかな?」
グラン「本当か!!それは助かる!!」
美奈「勿論この化け物君のね?」
生命「ウガ?」
美奈「えェ本当よ?」
グラン「な!!······何故」
グラン「自分の心の核に聞いてみれば?それとも私の核に聞いてみる?」
グラン「お、お前ソルを······ってか何で!!何で融合なんてしてしまったんだよ!!」
美奈「何でアンタがキレてんのよ」
グラン「お前がこっちに来る事自体反対だったんだ!!それに生命を斃してしまったら」
美奈「煩っさいわねェ、何言いたいのか分かんないけど、あの子相当悔しがってたわよ?アンタとは苦楽を共にして競い合って来たのにって」
グラン「·········ソル」
美奈「言っとくけど私はソルの気持を汲んで動いているからね?」
生命「ガァ〜〜!!」
美奈「さ、行ってらっしゃい?」
シュパッ
ガキィ!!
グラン「つ、強い!!」
美奈「あ、そォそォ、何でソイツが強くなったか知りたい?」
グラン「何!!···て、手短に···頼む」
生命「グルルルル···グガァ〜!!」
グググッ
グラン「お、押され···早く聞かせてくれ!!」
美奈「何よその態度、ってか説明聞いている間に殺られちゃうんじゃない?」
グラン「ふ、巫山戯んなァ!!」
グググ···斬!!
生命「グ、グガァ!!」
グラン「ハァハァハァ···口の減らない女だ···ハァハァ···話せ」
美奈「ってか、今のでまたソイツ強くなったわよ?」
グラン「ど、どォ言う事だ?」
生命「グガァ〜〜!!」
シュパッ···ザシュ!!ザシュ!!
グラン「ガハッ!!な、何だと···ど、どォして」
美奈「ソイツね?中途半端な攻撃すると氣が上がるみたい、だからさっきからアンタの半端な攻撃の所為で力が上がってんのよ」
グラン「そ、そんな」
美奈「あのさァ、アンタが斃された後私が戦わなくちゃなんないのよ、だから負けんならこれ以上強くさせないでよね?マジ面倒だから」
グラン「い、言ってくれる」
美奈「だって本当の事じゃん、今この中で一番弱いのってアンタなんだから」
グラン「···············」
生命「ガァ〜〜〜!!」
グラン「煩ェ化け物!!お前になんか負けねェよ!!」
シュパッ、ザシュ!!
生命「ウギャ〜〜!!」
キンキン!!ザシュ斬!!
生命「グギャ〜〜!!」
美奈「ったく······あの馬鹿、人の話し全然聞いてないわ···ハァ面倒臭」
シュパッ···斬!!···ボトッ
生命「バギャ〜〜〜!!」
美奈「あァ〜煩!!」
グラン「な!!···一撃で尻尾を···俺には協力しないんじゃ」
美奈「アンタの所為でしょォが!!私言ったよね!!これ以上強くさせんなって!!」
グラン「···············」
美奈「これで分かったでしょ?半端な攻撃なんかしてんなって」
生命「ウガァ〜〜!!」
美奈「煩い!!」
スパッ···ボトッ
生命「フンギャァ〜〜!!」
グラン「こ、今度は腕を···何て力だ」
美奈「んで?どォすんの?コイツを吸収すれば若しかしたら私に勝てるかもよ?」
生命「グ···グルルルル」
グラン「········それは」
美奈「ヤッパね?それ以上は賭けなんてしょ?」
グラン「······あァ」
美奈「でも試さない事には私に勝てないわよ?」
グラン「···············」
美奈「アハハまァいいや、んじゃ後は頑張ってね?」
グラン「え?きょ協力してくれるんじゃ」
美奈「したじゃん、ちゃんと見ててあげるからさ、アンタの最後」
シュパッ