『小説』永遠に宇宙に∼さよならは言わない∼ そ し て
琴音「ねェママァ」
巫子「なァに?琴音(ことね)ちゃん、疲れちゃったかな?」
琴音「ううん?白いお姉ちゃんが来るよ?」
巫子「白い?」
スタスタスタスタ
巫子「あ!!美菜さん」
美菜「久し振りね?巫子ちゃん、あら?娘さん?」
巫子「はい、琴音です」
美菜「こんにちは琴音ちゃん、今いくつかな?」
琴音「3つです」
美菜「お利口さんね?」
琴音「うん!!」
巫子「琴音ちゃん、ママお姉ちゃんとお話しがあるから、爺じの所に行っててくれる?」
琴音「はァ∼∼い」
美菜「ウフフ、巫子ちゃんに似て美人ね?」
巫子「ありがとォ御座います、最後のランウェイ見ましたよ?美菜さんだけかと思ったらニーナさんとサラさんもだったなんて」
美菜「だよね?私も驚いたんだ、トップモデルになってから別々になっちゃってたからさ」
巫子「偶然だったんですか?」
美菜「そ、私は日本、ニーナはヨーロッパでサラはアメリカに残って行動してたんだ、まさか3人共最後がパリコレでなんてね?」
巫子「美菜さんはまだ早かったんじゃ」
美菜「引退?」
巫子「えェ、だって···今でも昔と全然変わってないから」
美菜「ウフフ、まァね?この指輪の所為なんだけどさ」
巫子「いいなァ···私も年を取りたくないからその指輪欲しいですよォ」
美菜「そォかなァ···意外と世間の目を気にしなくちゃいけないから、思ってるより大変なんだぞ?」
巫子「そんなもんなんですかねェ···いつまでも若くって女性の憧れじゃないですかァ」
美菜「まァね?それで?私に渡す物って何?」
巫子「あ······」
ガサガサガサ
巫子「この手紙です」
カサカサペラッ
美菜「差出人はァ······太陽?知らないなァ」
巫子「何て書いてるんですか?」
美菜「ちょっと待っててね?」
巫子「はい、それと娘は手紙を持って来た人を黒いと言ったんです」
美菜「黒?黒人だったの?」
巫子「違います、琴音は父に似て不思議な力がありまして、人を色別出来るんです」
美菜「色別?」
巫子「全員では無いのですが、大概の人を黒、父や美菜さんは白、龍次さんや虎次さんを赤って」
美菜「あァそォ言う事か、その理由は帝尊さんに聞けば直ぐ分かるわよ?」
巫子「分かりました」
美菜「で?新しい住職は元気?」
巫子「はい、あの、手紙の事は」
美菜「帝尊さんには話していいよ?私が加奈に会いに行くって」
巫子「加奈さんにですか?」
美菜「うん、それだけ言えば分かるから」
巫子「分かりました」
美菜「宜しくね?じゃァ行くかな?」
巫子「そォですか···ではさよォなら」
美菜「またね?」
スタスタスタスタ
美菜「全く···太陽なんて書くから誰かと思ったら」
ミーナとの約束は守りましたよ?それとバルがエアリスに無事着いた事が分かりました
近い内に会いましょう、私は力も戻り先にエアリスに戻ろォかと思っているのですが、どォしますか?ミーナが来るのでしたら崎谷加奈に会いに来て下さい。
再開を心より楽しみにしていますよ?
サザン
カサカサカサ
美菜「まァ独り身になっちゃったし、会いに行くか加奈に」
E N D
長く、とても長くお付き合いして頂いて
本当に感謝しかありません
沢山色々な事がありました、初めて永遠に宇宙にを投稿してからここまでに
実は全麻手術を3回もすると言う事に
とても重い病もありました
ですがここまでこれたのも皆さんのお陰です
読んでくれる人が居る、励ましのコメントをしてくれる、スキが増えて行く
それらで沢山の勇気を頂きました
フォロワーの方からの要望もあり
永遠に宇宙にの完結編を現在制作中です
完結編と言う事で、確りとした終わり方を考えています
出来るだけ早い投稿を目指してはいますのて
またお付き合いして頂けると幸いです
改めまして 最後まで読んで頂き
誠にありがとう御座いました
白河 夜