『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第20話
サラ「ニーナァ!!来たわよ?」
ダダダダダガチャ、ハグゥッ┄ギュッ
龍次「おはよォニーナ」
ニーナ「おはよォドラゴ」
サラ「んしょ、んしょ」
ズズズズルズル
サラ「ハア┄ニーナも手伝って┄┄無理かあれじゃァ」
ニーナ「ドラゴ」
サラ「ハァ~重た」
龍次「その2袋で良いのかい?」
サラ「うん、新しい服買ったからさ、持って来たこれはもォいらないのよ」
龍次「サイトで売れば良いのに」
サラ「それも考えたけどさ、自分が着た服でお金を取るのはねェ」
龍次「フフフサラらしいね?」
サラ「そ、それが私、でも龍次の会社の子で着れる子居る?」
龍次「最近の日本の女性は、昔と変わって体格が変化して来てね?ハーフの子も増えているんだよ」
サラ「そっか、まあ着れる子が居るんならその子にあげて?」
龍次「そォさせて貰うよ」
サラ「所で虎次は?」
龍次「今新作に取り掛かっいて、凄く忙しいと言っていたよ」
サラ「そォ┄┄じゃァ暫く会えそォもないかァ」
龍次「フフフ、虎次にはサラが寂しがっていたと伝えておくよ」
サラ「是非そォして?」
龍次「よし、じゃァそろそろ行くよ」
ニーナ「え!!も、もォ行っちゃうの?」
龍次「あァ、今日はサラの服を貰いに来ただけだから」
ニーナ「┄┄┄そォなんだ」
サラ「ったく┄┄あ、そォ言えば、ニーナ悪い!!さっき1人で朝食済ませちゃったのよ」
ニーナ「え?何言ってんの?私も一緒に」
サラ「いやァ本当ゴメンねェ、それでなんだけど、龍次悪いんだけど、ちょっとニーナに朝食をお願いしても宜しいかしら?家今冷蔵庫空っぽなのよ」
龍次「それじゃァサラも」
サラ「龍次?私は食べたって言ったでしょ?ニーナは今凄くお腹が空いているんだけど?」
ニーナ「そんな事」
サラ「頼めるわよね?」
龍次「あ、あァ、そ、そォだね?じゃァニーナ、俺もまだ食べていないから、一緒に行こォか」
ニーナ「私」
サラ「はい、じゃァ行ってらっしゃい~い、凄ォ~~~くゆっくりで良いからねェ」
ニーナ「あ」
サラ「じゃそォ言う事で」
バタン!!
ニーナ・龍次「┄┄┄┄┄┄┄」
龍次「そ、それじゃ行こォか」
ニーナ「ゴメンね?ドラゴ」
龍次「気にしなくて良いさ」
サラ「さてと、1人になっちゃったし、何しよォなァ┄買い物は明日予定してるしィ┄┄┄暇だ」
シュッシュッシュッ
サラ「虎次は忙しいって言ってたし┄┄凰華ちゃんは学校┄┄葵って子はあんまし知らないしィ┄┄┄┄」
トスッ┄カタッ┄┄パタッ┄┄Zzzzzzzz
サラ「┄┄┄┄┄ん?┄┄あれ?ここって┄前に夢で見た┄┄今度は飛んでないんだ、それにしても何?この服、ダサ過ぎるローブでしょ」
サッペラッ
サラ「げっ!!下着付けて無いじゃん!!マジで!!┄┄┄まァ良いか」
スタスタスタ┄┄┄
サラ「ん?あの丘って┄確かあの向こォ側は森だった筈」
ダダダダダ┄┄┄┄┄
サラ「うわァ┄┄┄凄い森、こんなに凄かったんだ」
『サラ』
サラ「はい?┄┄ん?今誰か呼んだ?」
『サラこっち』
サラ「ほら!!┄こっち?って、どっち?」
『ここだよ』
サラ「ん?┄┄┄んんん?┄何だあれ、光の球?┄┄おォ!!浮いてる」
『こっち来なよ』
サラ「ううん?行かない」
『何もしないから』
サラ「って言われてもなァ」
『大丈夫だからさ、着いて来てよね?』
スゥ~~~~~
サラ「あらら行っちゃった、まァ女を口説くつもりだったら0点ね?あんな誘い方じゃ私は動かないわよ?」
サラ「ちょっと光っち!!どこまで連れて行く気?」
『光っち?』
サラ「だって名前知らないもん」
『ウフフそォだね?』
サラ「あ、嫌だった?」
『そんな事ないよ?フフフ光っちか』
サラ「ってか何で光っちが作ったこの光の道から出ちゃいけないの?それに通ってきた道消えてるし」
『光から出ちゃ駄目だよ?死ぬから』
サラ「そんなあっさり┄┄まァ良いか」
『さてと、ここからは1人で行くんだよ?』
サラ「えェ~!!それ嫌だ」
『怖いのかい?』
サラ「別に怖くはないんだけどね?つまんないから一緒に居て欲しい」
『つま┄プツ、アハハハハ面白いね?サラって』
サラ「そォお?」
『だって、こんな薄暗い森の中で1人にされるんだよ?なのに恐怖よりつまんないだなんて』
サラ「この光から出なきゃ安全なんでしょ?」
『あァ~そォだね?成る程、サラ賢い』
サラ「まァね?」
『でもゴメンね?僕は用事があるんだよ、この先に光に囲まれた広場があるから、そこで大人しくしててね?』
サラ「はァ~~~い」
サラ「お?あれだな?┄┄へェ~結構広いじゃん」
スタスタスタ┄┄┄
サラ「ここで大人しくしていれ┄┄ば┄┄┄あれ?」
ドサッ┄バタッ
サラ「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄」
『起きなさいサラ』
サラ「┄┄┄ん┄┄┄┄ん?」
ムクッ
サラ「え!!┄宇宙!!┄┄あァ~┄どォなってんの?┄┄┄そっかこれは夢か、それじゃぁもォ1回寝るか」
パタッ
『起きなさいサラ、これは夢ではありませんよ?』
ムクッ
サラ「ヤッパそォなんだ、で?私はどォすれば良いの?」
『┄┄┄┄┄┄┄』
サラ「嘘でしょ?人の事起こしといて放置?」
『┄┄┄┄┄┄┄』
サラ「あっそ、それじゃぁどっか彷徨ってみますか」
スィ~~~~┄┄┄┄
サラ「ん~~天体だけは好きだったから色々知ってると思ってたけど┄┄どれも知らない星ばっかりだわ」
スゥ~~~~┄┄┄┄
サラ「何あの星、上下に┄┄あれってクエーサー?┄┄あの星大気がある、でも全体がエメラルドグリーンって、そんな事あるの?」
スゥ~~~サラ「上下にクエーサーがあるんじゃ、あの星夜って無いじゃん┄何か可哀想」
ポワッポワッ┄ポワッ
サラ「ん?あの星から光っちが3つも出て来た」
『待って下さい!!私も同行させて下さい』
『君は?』
『私はサン、友軍です、決して敵ではありません』
『友軍?どこの軍に属してたの?』
『アマリスでサザン王の命(めい)を受け、全王(アマル)に』
『サザン王の兵?まァ良いか、で?クラスは?』
『最高位(ウィザーダ)です』
『最高位だと!』
『そォですが、何か?』
サラ(何か揉めてるみたいだけど、話がサッパリだわ┄ん?移動した)
スゥ~~~~~
『な、何て大きさのブラックホールだ』
サラ(うわァ┄┄本当、大きいわ)
『この渦の奥から強い氣を感じる』
サラ(って事は、これってワームホールなんじゃ)
『えェ、と言う事は、これはワームホールの可能性が高いと言う事ですね?』
サラ(ヤッパ当たった)
『多分ね?サンもそォ感じてたんだ』
『はい、まァ感知能力がある者なら誰でも感じる事が出来ますから、とは言っても女性は全タイプ、男性は最高位だけですから、ね?グランさん』
『お前┄遠回しに俺を馬鹿にしていないか?』
サラ(あらら、あの2人って本当に仲が悪い事)
『さァ行くわよ?覚悟が無いんだったら戻りなさい』
スゥ~、スゥスゥ~
サラ「どォしよォかなァ┄┄あの星も気になるんだけどォ┄┄まァ良いか」
スゥ~~~┄┄┄
サラ「ふゥ、やっと抜けた┄┄┄ん?あれ?ここって太陽系じゃん、へェ~このワームホールの先には別の銀河系があったんだ、これ┄学会で発表したら凄い事になるんじゃない?」
『フフフ、誰も信じないって』
サラ「だよね~┄┄┄誰?」
フワフワフワ
サラ「ん?ワームホールから黒い霧の集合体?」
フワフワフワ
サラ「どこ行くんだろ┄光っち達と逸れちゃったみたいだし、あれを追っかけて見るかな?」
スゥ~~~~┄┄┄┄┄
サラ「ん?太陽の前で止まった┄┄何するの?太陽の中に入るとか?ヒュゥ~~~~~ボンで終わり?」
フワフワフワ
サラ「あらら本当に行っちゃった┄┄若しかして私の所為?」
『サラもおいでよ』
サラ「いやイヤ嫌、それは無い!!そんな事は出来ません、ってか無理!!」
スゥ~~~~
サラ「あ!光っち達だ┄┄え?嘘でしょ?」
スゥ~~~~
サラ「マジで?光っち達も入っちゃった」
『大丈夫だからおいで?』
サラ「無理!!」
『平気だから』
サラ「無理だって言ってんじゃん!!」
『大丈夫なのに┄┄あっそ、来ないんだ』
サラ「さり気なく挑発しているみたいだけど、私は絶対┄┄┄┄┄┄分かったわよ!!もォ!!どォせこれは夢なんだから、これで終わりにしてあげるわよ!!」
スゥ~~~~~
サラ「あァ~~~怖い怖い怖い!!もォ嫌だよォ、最悪な夢の終わりじゃんこれって、何でこんな」
ドサッ
サラ「へ?ドサッて┄あ痛たたたた、ん?地面┄┄┄あれ?これって祭壇だ」
スゥ~~~~~
サラ「スカイブルーのクリスタルのクリスタルだ┄┄はァ?え?若しかしてここって太陽の中!!そォ言えばこの柱ってニーナが言ってた」
フワフワフワ
サラ「あ、先の黒い霧」
フワフワフワ
サラ「柱の先っぽで止まったけど┄┄何してんの?」
フヨフヨ┄┄スゥッ
サラ「柱の中に入っちゃっ┄┄あ!!色が変わって┄┄黒く┄┄┄これって私が見たやつじゃん!!」
ブブブワワァ
サラ「間違いない、私が見たクリスタルだ、ん?何だ?あそこ」
グググッ┄┄ズズズ、ゴトン!!
サラ「柱の中から黒い塊が出て来た」
グニュ
サラ「ん?今動いたよね?」
グニュニュ┄グニュニュニュニュ
サラ「気持ち悪い動き┄┄形を変えてるの?」
グニュニュニュニュ
サラ「あらら、人の形になっちゃった」
コキコキッ┄グルグルグル┄コキキッ、パチッ
サラ「うわァ目付き悪ゥ!!絶対悪役だわあの人、友達にはなりたくないタイプね?」
『気配を感じる』
グイッ
『そこか』
サラ「ひえッ!!こっち見た」
『成る程、お前が私の求める者だな?』
サラ「えェ~と、多分違います」
『フハハハハ!!姿を見せれる様になったのならば待っておるぞ?』
サラ「見えてないんだ、んじゃァそれ遠慮しときます」
『分かるぞ!!姿声は聞こえぬとも、お前は必ず私の下へ来る!!』
サラ「声も聞こえてなかったんだ┄だったら、馬~鹿、アンタみたいに気持ちの悪い奴の所なんて、死んでも行く訳ないじゃん」
スゥ~~~~~┄┄┄
サラ「あァスッキリした」
『消えたか┄┄待っておるぞ?全てを知る者よ』
スゥ~~~~~
サラ「あんな目付きの悪い人初めて見たわ、睨み殺されるかと思ったじゃない┄┄そォ言えば、私って森の中の広場に居たんじゃ┄┄ん?あれって私が見たtrans parentじゃん┄ニーナの夢とシンクロしてる?」
ビカッ!!
サラ「うわ!!ま、眩しい!!┄┄┄┄」
トントントン、ガチャガチャ┄ジャァ~~~
サラ「┄┄ん┄┄┄んん?┄┄部屋?┄ソファーで寝ちゃってたんだ」
ニーナ「あ!!起きたのね?」
サラ「ニーナ┄┄デートは?」
ニーナ「して来たわよ?」
サラ「私そんなに寝ちゃってたんだ」
ニーナ「いつから寝てたの?」
サラ「多分ニーナ達が行ってから直ぐ┄┄わァ!!こんな時間!!┄┄┄嘘!!13時間も寝てた」
ニーナ「随分寝たわね?疲れてたの?」
サラ「別に疲れてた┄┄のかなァ」
ニーナ「お腹は?」
サラ「別に空いては」
グルグルグキョキョギャァゴゴゴゴゴ
ニーナ「す、凄い音ね?」
サラ「うん、何か空いてるみたい」
ニーナ「フフフ、出来てるから食べよ?」
サラ「うん┄┄お腹ってあんな音するんだ」