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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ∼さよならからの始まり 絆は永遠に∼一章ノ3 集合 第 6話

獅牙「グループ分けは俺が現地に行ってから決めるがそれでも」
太陽「いいんじゃないか?このメンバーのリーダーは君なんだ」
獅牙「どォかな?個性の強い者達の集まりだ、俺がリーダーで」
太陽「言った筈だぞ?君が俺達のリーダーだつて」
龍牙「あァ、全員一致したっスよ?」
香瑠羅「そォニャン」
獅牙「分かった」
有衣「あ、あの、もォ少し相手の情報が欲しいんですけど」
太陽「そォだな?先ずは敵の素性を知らない事にはか」
獅牙「彼等は融合•分離が自由に出来るパラサイター···いやすまない、敵はジストーと言い悪質なパラサイターだ、狂暴で凶暴なひ•と•だよ」
有衣「狂暴で凶暴」
獅牙「部隊は雑兵に対しジストーはα隊、下兵に対しβ隊、上兵に対しΓ隊、キュアーに対しδ隊」
香瑠羅「キュアーって何ニャン?」
爽「唯一無二の治療隊だよ」
虎牙「隊って事は何人も居るって事か?」
爽「僕の知る限りだと1人だけだな?」
龍牙「他にも居るかもしれないって事もあるのか」
獅牙「そしてここからが上官で、将兵と男がヴェダで女がヴィット、敵はΩ隊なんだけど恐らくΩ隊の方が強い」
太陽「では最強戦士はΩ隊って事か」
爽「残念だけどその上が居るよ、男はウィザーダで女がウィッチー、若しかしたらΩ隊はこれらに匹敵すると思われる、因みに僕はウィザーダで、バルはウィッチーね?」
龍牙「ウィザーダの爽で確か70とか言ってなかったか?」
虎牙「だったら楽勝じゃねェか、ソッコーでそんな戦争終わらせてやるぜ」
獅牙「だといいがね?俺の見立てではウィザーダの数値は80を優に越えていると睨んでいる、それに奴らは融合が出来る」
太陽「って事は、数値は飽く迄も目安って事になるな?」
龍牙「んじゃ何で爽は70だなんて言ったんだ?」
獅牙「俺達が移動する為の柱を作ったからだよ」
爽「そォ言う事、悪いけど僕は足手纏になるから一緒には行けないよ?」
龍牙「おいおい、70もあんのにかよ」
爽「今の状態ではね?」
優司「今の状態って何だ?」
爽「では聞くが、君達はどォやって敵と戦うんだい?」
虎牙「そんなのこォブッタ切って······あ」
爽「だよね?武器はどォするんだい?」
虎牙「忘れて来ちまった」
優司「じゃ急いで戻って」
爽「も、意味は無いよ?」
虎牙「あ?」
獅牙「こっちで作った道具は向こォには持って行けないからだよ」
香瑠羅「じゃァ服とかはどォなるニャン?」
有衣「ま、真逆···裸とか?」
香瑠羅「そ、それは困るニャン!!私の裸を見ていいのは龍ニャンだけだから」
亜利愛「ど、同感」
爽「大丈夫だよ、柱に触れて移動中に君達の服が変わる様にしてあるから、勿論誰にも見られない様にね?」
香瑠羅「な、なら安心ニャン」
有衣「ど、どんな服になるの?」
爽「昔のヨーロッパ人が着ていたローブって所かな?」
有衣「って!!露出度高めじゃないのよ!!優司君が居るって言うのに!!」
香瑠羅「ニャン?有衣ニャン若しかして告ってる?」
有衣「ち、違う!!く、クラスメートだから!!」
香瑠羅「そォ言う事にしとくニャン」
爽「後は現地のひ•と•に何とかして貰ってよ」
有衣「そ、そォする」
真(んあ?そォ言ゃァ俺の数値って言ってたっけか?)
真「あ、あのォ虎の兄貴?」
虎牙「後にしろキンタ」
真「あ、ウッス」
真(あれ?自己紹介も真面にしてなくね?)
真「あ、あのォ龍の兄貴?」
龍牙「悪ィ後にしてくれ、今大事な話しをしている」
真「そ、そォっスよね?」
爽「とにかく君達が気を付けてなきゃいけないのは、Ω隊のガン、キルト、ソムド、ポップ、それと隊長のガイムだな?後は大将の息子のデットと大将のデウス」
獅牙「それだけか?」
香瑠羅「まだ居るニャン?」
獅牙「肝心な奴が居るだろ?」
爽「ゴメンゴメンそォだったよ、恐らく君達に取って一番の難敵となるのが2体居る」
優司「2体も居るんだ」
爽「1体は6代目怨皇だ」
優司「え?怨皇って······斃されたんじゃ」
爽「バルは怨皇をその身に封じた儘アマリスへと移ったんだ、この太陽系からパラサイダーの存在を消す為に」
真「お、俺の名前は!!」
香瑠羅「煩いニャン!!大切な話しの途中に入って来んな!!」
真「············金田真です··········」
太陽「爽は何でここに残ったんだ?」
爽「君達をアマリスに送る為さ」
優司「母さんだけでは役不足だって言うのか?」
爽「いや···ただでさえヤバイのに、目醒めてしまったら」
優司「何だって?」
爽「あ、いやいや、僕の大好きなミーナに死んで欲しくないからさ」
優司「ありがとォ爽、俺は必ず母さんを連れて戻って来るから」
爽「あァ〜···まァ期待しないで待っているよ」
優司「え?」
爽「いやァ···あのミーナが素直に人の話しを聞くとは思えないから」
優司「そ、そォなんだ」
太陽「ん〜どォやらそれが一番の難関かもしれないな?」
龍牙「ハハハ言えてる」
爽「んじゃァ頼み次いでだ、連れて帰るのならバルも頼むよ」
虎牙「おゥ、任せとけ」
香瑠羅「戻る時はまた柱に触れるニャン?」
爽「あ、ゴメン!!柱は片道だけなんだ、だから向こォの誰かに作って貰ってくれよ」
獅牙「まァサザンとかバルに頼めば作ってくれるだろ?」
真「··········俺は金田信です·······キンタじゃありません·········」
爽「指輪の説明は流石にしているよね?」
獅牙「あァ」
爽「大抵は斬られても大丈夫だと思うけど、斬られ過ぎはヤバいから気を付ける事、それと敵を倒せば幾らか強くなるからね?」
虎牙「経験値稼いでレベルアップってか?」
爽「そんな所だ」
真「············仲間外れにしないで下さい·········」

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