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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ~さよならからの始まり 絆は永遠に~ 終章 決戦

真「参ったなァ···皆どこ行っちまったんだよ、エアリスって星には誰も居ねェし、城ももぬけの殻、そんでまたアマリスに戻って来たけどどこ行きゃいいんだよ」
ゴォ~ン···ドドォ~ン
真「あ?今あっちの方から何か聞こえなかったか?······まァ行ってみるか」
ゴゴォ~ン‼ドカァ~ン······タタタタタ
真「······スゲェ音してっけど大砲でもぶっ放してんのか?······ヤッパ行かねェ方がいいのかなァ」
ドドォ~ン···ゴゴゴゴゴ······スタタタタ
真「大丈夫なのか?マジで······んでもこんな事でビビってたら亜利愛と香瑠羅にどやされちまうか」
ドカァ〜ン!!ドドォ〜ン!!
真「うへェ···音がでかくなって来た···怖ェマジで」
ボカァ〜ン!!ドドドガァ〜ン!!
真「何の音だよこれって、普通じゃねェぞ?」
ヒュルルルルドカァ〜ン!!
真「痛ェ!!」
生命「ウググ」
真「あ、すいません」
生命「ウガ?」
真「へ?······ウギャァ!!ば、化け物だァ!!」
シュタッ
美奈「ん?あ、キンタ君じゃん、まだ居たんだ」
生命「グガァ〜!!」
真「ギョエ〜〜!!た、助けて美奈さん!!」
美奈「オッス!!元気?」
真「えェ〜!!こ、こんな状態で挨拶って」
美奈「あれ?私の手助けに来てくれたんじゃないの?」
真「助けって、こんな怪物無理っスよ!!」
美奈「あっそ、それじゃァ邪魔だからさっさと死んで?」
真「えェ〜!!マジで言ってんのかよこの人!!」
美奈「それが嫌だったら頑張って戦いなさい」
真「こ、この人絶対ドSだ」
美奈「あら、ありがとね?じゃァ戦って?」
真「ハァ···まァ死ぬよりかは」
クルッ
生命「グルガァ~!!」
真「ウギャァ〜!!」
美奈「ほら、ビビってないで戦え」
ガキィン!!ドカッ!!······ズザザザザ···ドサッ
真「ウグハッ!!ゲホゲホゲホ···つ、強ェ······ちょっ、美奈さん!!」
美奈「はい、私が美奈ですよ?」
真「見てないで助けろよ!!」
美奈「ハァ?今私に命令した?」
真「い、いいえ···すみません」
美奈「んじゃ泣き言言ってないで戦いなさい」
真「こんな化け物と戦うだなんて聞いてねェよ!!」
生命「ウガァ〜!!」
ドカドカ!!ゴロゴロゴロゴロ
真「ゲボッ!!」
美奈「コラァ!!確りしろキンタま!!」
真「ゲホッ···お、女の子が···そんな事言っちゃ···駄目」
美奈「あら嬉しい!!私を女の子だなんて、でもアンタここに何しに来たの?」
真「そんな事言われたって」
生命「ガァ〜〜!!」
真「うわァ!!」
ササッブン!!ブン!!ブブブン!!
真「ウギャァ!!マジ怖ェ!!何だよあの爪」
生命「グガガァ〜!!」
ブン!!ブン!!ブブン!!
生命「グガガ」
ブブン!!ブブン!!ブブブブブン!!
真「ど、どォすりゃいいんだよ!!こんなの反撃出来ねェって!!」
ブンブンブン!!
美奈「···············」
生命「ウグ···ガガガ」
真「ウヒャァ〜!!怖ェ···アイツキレてねェか?」
ブブブン!!ブブン!!ブン!!
生命「グガ···ガ!!ガルギャァ〜〜!!」
ブブブブブン!!ブブブン!!
真「ちょ、ちょっと待て!!何なんだよお前は!!」
美奈「いやいやいや、アンタが何なのよ」
生命「フンガァ〜!!」
真「じゃねェ!!フランケンかお前は!!」
ブブブブブン!!ブンブン!!
生命「ガルグゴァガゴゴゲギャァ!!」
ドシン!!ドシン!!ドタドタバタ!!
美奈「アハハハハマジウケる!!何なのよあの子悉く躱しちゃうなんて、アハハハハアイツ攻撃が当たんないもんだから地団駄踏んじゃってる」
真「あ、あれ?攻撃終わりか?」
生命「グルルルル」
真「つ、疲れて休憩なのか?お、俺もちょっと疲れたし」
生命「ギャォ!!」
真「うわ!!ビビった···さ、叫んだだけか···ってか何イラついてんだよ、別に俺何もしてねェのに」
美奈「だからよ?」
真「はい?」
美奈「アンタがコイツの攻撃を全部躱しちゃうもんだからイライラしてんのよ?」
真「全部って、俺最初にぶっ飛ばされましたよ?」
美奈「まァね?でもコイツはアンタを簡単に斃せるって余裕カマしてたのよ、でもアンタがそォさせてくれないもんだからイラついたって事、可哀想だから一回くらい当たってあげれば?」
真「嫌っスよ!!あんな爪で斬られたら一発で死んじまうじゃねェっスか!!」
美奈「そォかなァ、致命傷じゃなければ大丈夫じゃない?」
真「うわァ···目がマジだァ···マジで言ってるよこの人···ってか助けて下さいよ!!」
美奈「甘えないの、優司の親友だったらさっさと戦え」
真「それ関係ねェし!!」
美奈「ほら!!いつまで休んでんの!!」
真「鬼だ···ったく、でも確かに躱してばっかじゃ埒が明かねェか···でもなァ」
美奈「口を動かすんじゃなくて手を動かせ!!ほら来るよ?」
真「え?」
生命「ウガァ〜!!」
ブブブン!!ブブンブン!!
真「ウギャァ〜!!ヤッパ怖ェ!!」
ブン!!ブン!!
真「クソ!!」
斬!!
生命「ウガァ!!」
真「お、おォ当たった」
美奈「へ?······何で?」
真「じゃァもォ一発」
生命「フグワァ〜!!」
真「だァ〜!!ヤッパ無理!!」
ブン!!ブン!!ブブブン!!···ザシュ!!
生命「ウクグッ」
真「く、苦し紛れに振ったら当たっちまった」
美奈「はァ〜?どォ言う事?」
真「はへ?来ねェのか?」
生命「ウガァ〜!!」
真「ウヒャァ〜怒ってる怒ってる、マジ怖ェ」
ブブン!!ブンブン!!
真「ちょ、待てって!!しつけェよお前!!」
斬!!
生命「フンギャァ!!」
美奈「何で?···ちょっとキンタ!!アンタ何やったのよ!!」
真「はァ?何って···斬っただけっスよ?」
美奈「そんなの分かってる!!何でアンタの攻撃だと氣がアップしないでダメージを与えられるのかって聞いてんの!!」
真「は?ちっと何言ってるか全く意味分かんないっス···うわァ!!」
ブブン!!ブン!!ブン!!ブン!!
真「ちょっと待てって!!今大事な話ししてんだよ!!」
生命「ンガァ〜!!」
ブブブブブン!!
真「コイツ!!」
ザシュザシュ斬!!
生命「ウンギャ〜!!······グルルルル」
真「うし!!話しが終るまでそこでじっとしてろ!!」
スタタタタ
真「ちょっと!!さっきの話し何スか?」
美奈「ってか······アンタが何なのよ」
真「何って言われても···力12の戦士っスけど」
美奈「はァ〜?12ってそれマジで言ってる?」
真「有衣ちゃんはそォ言ってたっスけど?」
美奈「剣に変わった所は無いし···あのね?アイツって致命傷を与えない攻撃をしちゃうと氣が上がっちゃうのよ」
真「何スか?そのチート」
美奈「見てた限りアンタの攻撃は普通なのよ、でも確りダメージを与えられてんの」
真「そォなんスか?」
美奈「そォなんスよ、で?まだ戦えるわよね?」
真「え!!まだ俺に戦わせるんスかァ?」
美奈「うん、原因が分かるまで頑張って?」
真「何でだよ!!」
美奈「私が攻撃して氣が上がっちゃってもいいの?力だけじゃなくて素早さとかも上がっちゃうよ?」
真「そ、それは駄目だ」
美奈「悪いわね?ちゃんと原因は見付けるからそれまでお願い」
真「んな事言われてもなァ」
美奈「グチグチ言ってないで戦って来い!!ほら行けキンタ!!」
ドン!!タタタタタ


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