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『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第15話

ガラガラガラ
司馬「いらっしゃい」
虎次「何だよ、客1人も居ねェじゃねェか」
司馬「何ですの虎君、久し振りに会ったってのに初っ端からディスんないでくれまっか?ホンマに、疲れますわァ

虎次「ったく┄相変わらず下っ手糞な関西弁使ってんなァ司馬(しば)の旦那」
司馬「下手糞って、それより龍君、暫く会わない内に外国人っぽくなっちゃって」
虎次「違ェよ馬鹿」
司馬「馬鹿って┄本当虎君は毒舌なんだから、分かってますって彼がティム君でしょ?」
虎次「分かってんなら冗談噛ましてねェで始めろって、こっちは時間がねェんだ」
司馬「はいはい、電話貰ってから準備しといたし、店も3時間は貸切にしてあるから大丈夫ですって」
ティム「ワタシハティムデス、オネガイシマス」
司馬「うん、私は司馬 将真(しば しょうま)よろしくね?虎君、一応両方試してみて良さそォな方を重点的に、で良いんでしょ?」
虎次「あァ、正直たった3時間でどこまで出来るか分かんねェけど、最低でも要点と要領だけでも得られりゃ御の字だ」
司馬「分かりました、じゃァティム君早速始めるけど、先ずは道具と種類を覚えないとね?」
虎次(頑張れよ?ここで得るものを得とかねェと、先は暗いぞ?)
ティム「ハイ、ワカリマシタ」
虎次「俺はちょっと出てくるわ」


「こ┄┄ここは┄俺は確か┄┄生きているのか?┄あれで┄┄完全に死を覚悟したが┄傷が1つも無い┄┄ここがあの世だと┄ん?誰だアイツは」
(何だあの格好は┄青いローブ┄┄こっちに来る)
スタスタスタ
「お前が俺を助けたのか?」
「気付いたか」
「ここはとこだ?それに何故俺を助けたんだ?」
「ここはグラン・バル、お前を助けた理由は、お前が私を助ける為だ」
「俺がお前を?どォ言う事だ」
「詳しい説明は私と融合すれば分かる」
「融合?┄┄若し俺がそれを断ると?」
「直、共に消滅する」
「成る程、互いに崖っぷちって事か、1つ、いや2つ聞く、融合後離脱する事は?俺は元の地へ戻る事は出来るのか?」
「時間が無い、答えはどちらもNOだ」
「生き残るには選択無し┄か、分かったやってくれ」
グボッ!!グリグリグリ┄┄グバァ!!
「おいおい大丈夫には見えねェぞ?胸から何取り出してんだよ」
「む、胸に┄こ、これを┄┄は、嵌め込め」
「いやァ┄気持ち悪いからやりたくはないんだけど┄やんなきゃ死ぬってか」
ガシッ┄┄ピタッ
「ハア┄┄痛くなきゃ良いんだが」
グググ┄┄グボン!!
「ガハァ!!┄┄ク、クソ!!痛ェじゃねェかよ!!」
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン┄┄┄ドクン
「な、何だこの感覚は┄力が┄┄違うな?能力か?おい!!」
サァ~~~~~
「消えて行く┄これが消滅ってやつか」
「お?終わったみたいだね?よォこそグラン・バルへ、気分はどォだい?豹牙(ひょうが)」
「誰だお前は!!俺はひょうがと言う」
(何故コイツは)
『もォ少し待ってくれ┄直話しが出来る』
「頭の中に声が」
「おい!!説明しろ」
「僕がしなくても君の中の彼が説明してくれるよ」
「俺の中の」
『あァ、よろしくな?豹牙』
「お前┄何でその名前を」
『融合したからさ、互いの記憶が共有されたんだ』
「俺はお前の記憶など」
『今は興奮しているからだ、落ち着けば私の記憶を読み取れる』
「じゃァ僕は彼と話しが出来る様になるまで待つとするかな?」


虎次「ヤッパ3時間じゃ厳しいよなァ┄ん?あァ悪ィこっちの話しだ、俺はそっち方面の事はサッパリだから、お前に全部任せるわ┄┄あァ、母ちゃんに渡しといてくれ┄┄分かった、また連絡する」
スッ、タッ
虎次「さて、あっちは大丈夫そォだが、こっちはどォかな?まァ基礎の一部でも覚えられりゃァ良いんだが」
ガラガラガラ
虎次「おォ~い、どォだ?」
ガラガラガラ
虎次「まだやってたのか」
司馬「シィ~!!今集中しているから、よし!!パーフェクトだティム君」
ティム「フゥ┄┄OK、ダイブコツガワカテキマシタ」
司馬「それじゃァ最後のテストだ、私は一切口を出さないから、1人で作ってご覧?」
ティム「4(フォ―)?」
司馬「勿論」
ティム「OK」
スタスタスタ、ガチャッカチャッカチャッ
虎次「どォだ?少しは覚えられたか?」
司馬「どォでしょォな?それは虎君自信が、目と舌で判断してくださいな」
虎次「フフフ、まァ形にでもなってりゃ儲けもんってか?」
司馬「まァ見てなさいって」

龍次「それで?どォだったんだい?」
虎次「大したヤツだよアイツは」
龍次「思ってた以上だったんだ」
虎次「あァ、後はアイツ次第だ、まァあっちには菜智さんが居るから大丈夫だとは思うが」
龍次「成る程、基礎はクリア、そこから先は努力がって事か」
ニーナ「ドラゴ」
龍次「ん?あァ、悪いね?明日は予定が入っているから会えないけど、ティムの見送りには行けるから」
ニーナ「そォ┄┄」
サラ「我慢しなさいって、ただでさえ無理矢理旅行に付き合ってくれたんだよ?」
ニーナ「うん」
虎次「ティムは明日俺とな?」
ティム「OK、タノシミニシテマス」
虎次「少し早目に迎えに来っから、今日は早く寝ろよ?」
ティム「YES、ワカテマス」
龍次「それじゃ明後日」
ニーナ「┄┄うん」
サラ「バイバイ」
バタン┄┄ブロロロロ┄┄
サラ「さァ入ろっか、お風呂入って休もォよ」
ニーナ「そォね?今日一緒に入らない?」
サラ「あら珍しい、フフフ良いわよ?ティムも一緒に入る?」
ティム「え!!じ、冗談だろ?」
サラ「うん冗談」
ニーナ「馬鹿じゃないの?そんなの普通分かるでしょ?スケベ」
サラ「アハハハハ、スケベかァ」
ティム「┄┄┄┄┄┄」
サラ「ほら、早く行くわよ?」
ニーナ「早くしなさい!!スケベティム」
ティム「┄┄泣くぞ?」

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