【書評】よきインプットは健康的な生活習慣から生まれる!!! 樺沢紫苑『インプット大全』
こんばんは、スターバックスの接客に深く感動している美川です。
「フェアトレードイタリアンロースト」というダークなアイスコーヒーを飲みましたが、これがうまい。あと、コーヒー豆手帳みたいのも貰って大満足です。
また、スターバックスでnote記事を書くという、なかなかオツなこともしていますw普段は家で書いてるので、新鮮ですね。
さて、今回は樺沢紫苑氏の新作『学び効率が最大化する インプット大全』の書評をかいていこうと思います。
まず、この本の背景について説明します。この本は、樺沢紫苑氏の前著『アウトプット大全』と繋がった内容となっており、被るところもけっこうあります。
『アウトプット大全』は売れに売れ、40万部以上の大ベストセラーとなりました。著者の樺沢さんはもともと精神科医をやっており、さまざまな「心の病」をもった患者さんを診てきました。そのなかで彼が得た「人生をよりよくするための法則」や、「人生を台無しにする要因」が説得力をもって紹介されています。
インプット=読む、書くなどして情報を「頭のなかに=in 配置する=put」
アウトプット=インプットしたものを外の世界に向かって、自分の筋肉を使い「喋り」、「書く」ことによって発信する
両者は、「切り離せないもの」とされています。『インプット大全』の両面性について、本書では以下のように説明されています。
このように、インプットとアウトプットは、別々のアクションではなく、実際ほぼ同時進行で、同時処理されることが多い。つまり、インプットとアウトプットは「表裏一体」といえるのです。(p.31)
メモを書くというのも、話を聞く、理解する=インプット
と、書くという行為=アウトプット
を同時に行ってるわけです。
なので、どちらか片方だけ、というわけにはいかない。
両者が二つとも組み合わさることで、「学び」になり、「自己成長」に繋がるということなんですね。なので、「アウトプット大全」が出て、「インプット大全」が出たのも、流れから言えば必然だったのかもしれません。
個人的な予測ですが、つぎは「アウトプット」を見直す「フィードバック」のやり方を書いた『フィードバック大全』が出ると思いますw
書評の結論から言いますと
スマホは「インプット」の最大の敵!!
インプットとアウトプットは切り離せない!!
アクティブに動くことも、「インプット」に繋がる
という三点です。
【スマホは「インプット」最大の敵!!】
これは私が一番反省させられた点です。「スマホ」は、使いすぎると「直前のインプット」をほぼすべて無効化してしまうそうです。なので
スマホはインプット最大の敵
として、スマホとうまく付き合うための方法がたくさん述べられています。「インプット」についての本なのに、まさか「スマホの使いすぎ」を注意されるとは!!面白い体験でした。
この本を読みUBindという時間制限アプリを入れました。これで自分のスマホ依存(本書のチェック項目では、軽症スマホ依存でした)を少しでもよくするようにしています。
「スマホやSNSは1日一時間以内が理想」
「自殺の可能性さえ高める過度なスマホ利用」・・・
思わず「ハッ」とさせられるトピックがありました。
本書は、
スマホ使いすぎてやばい!!
と思ってる方にもオススメしたいです。
【インプットとアウトプットは切り離せない!!】
これも、さっきのべた通り。
樺沢さんの著書にはよく「成長の螺旋階段」というモデルがあります。
螺旋階段を上るように、インプットとアウトプットと正しいフィードバックを続けていけば、どんどん成長できる・・・
という考え方です。
当然、その3つのうちひとつでもかけると、上には上れません。アウトプットなしのインプット、インプットなしのアウトプット、またはフィードバックなしのアウトプット・・・
それをすると、同じところをグルグル回るだけ。何の成長もないままループする。
それを防ぐためには、「アウトプット」と「インプット」は切り離せないものと意識するのがだいじなんですね。
以前までの自分は「アウトプットとインプットは別々だろ」と思ってたので、これは衝撃。
「アウトプット前提のインプット=AZ」が自己成長を加速させるというわけです。
今わたしがかいてる「書評」、これも立派なアウトプットです。インプット=読んだ 本を 書評=アウトプット する。
今まさに私は、樺沢さんの教えを実践してるわけです。
そして、フィードバックがいいね数やView数などの客観的数字。
数字が低ければ「もっといい記事を書こう!!」と次のインプット→アウトプットへ向けて目標ができるわけです。
皆さん。noteは最高の「アウトプット」ツールです!!どんどん活用して、成長していきましょう!!!
「noteで書評を書くつもりで本を読む」
「Twitterに感想を乗せるつもりで映画を読む」
これを意識するだけでも、かなりいいインプットができるみたいです!!!
【アクティブに動くことも、インプットに繋がる】
樺沢さんは「旅行」「運動」「散歩」も創造力を掻き立てるよい方法だとしています。確かに、雄大な風景を見たり、見知らぬ土地を旅して得られる感動や気付きはかけがえのない「経験」だし、適度な運動や散歩も健康によく、頭が活性化します。
そうした「当たり前」を改めて紹介してもらうことで、生活習慣も自然と改善していくとおもいます。
自分も、樺沢さんの本を読んで「夜更かしの恐ろしさ」「スマホの恐ろしさ」を知り、それに対して対策をするようになりましたw
アクティブな動きも、インプットの一環。
机に向かってるだけが「インプット」ではない。
動くことでしかできない「インプット」もある。
という気付きを得ましたね。
「インプット大全」「アウトプット大全」
両者を読むことによって、得られる学びはかけ算的に大きくなるとおもいます。まずは自分のすきなほうから読んではいかがでしょうか。ちなみに「アウトプット大全」の書評も書いてます。
では、最後にもう一度結論を。
スマホは「インプット」の最大の敵!!
インプットとアウトプットは切り離せない!!
アクティブに動くことも、「インプット」に繋がる
皆さんに実りある「気付き」を与えてくれる素晴らしい本だと思います。
書誌情報
樺沢紫苑 『学び効率が最大化する インプット大全』(2019年 サンクチュアリ出版)
美川