寝だめはあり?なし?
答えはなしです。
なぜか?
過度な寝だめは「体内時計」を狂わせてしまうからです。
〇寝だめで「体内時計」が狂う?
寝だめというと、平日あまり睡眠時間が取れなかったつけを、週末、
遅くまで寝て、そのつけを返すという方が多いと思います。
それが「体内時計」が狂う原因です。
・不適切な光環境によって「体内時計」が狂ってしまう
体内時計の“時刻合わせ”をする、最も影響力の大きな因子は光なので、朝
遅い時間まで寝て太陽の光を浴びる時間が遅れてしまうと、時刻合わせが
出来ずに「体内時計」が狂ってしまいます。
起床時間が2時間ズレると「体内時計」が狂いやすくなると言われている
ので、朝寝坊する際は2時間以内にすることが大切です。
〇体内時計が乱れるとどうなる?
体内時計は、血圧や血糖、ホルモン分泌、免疫力などを調整しているの
で、体内時計がうまく働かないままだと、さまざまな症状が出るだけでな
く、生活習慣病になりやすくなります。
・体内時計がうまく働かないと起こりやすい症状
不眠や疲労感、倦怠感、食欲低下、集中力の低下、肌荒れ など
・体内時計がうまく働かないと発症しやすい病気
高血圧や糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、肥満症、がん、自律神経失調症
睡眠障害、うつ病 など
まとめ
平日の疲れをとるという意味での寝だめはありですが、「体内時計」を
狂わせてしまう程、寝だめしてしまうのはなしです。
週末に朝寝坊する際は「体内時計」を狂わせないよう、2時間以内にする
ようにしましう。