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新美南吉-雀の歌

〔朗読〕『雀の歌』新実南吉 声 Kobayashi mu
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『雀の歌』 新美南吉

小さい卵のなかにゐる
かあいゝ坊やよでゝおいで、
みんなはおまえを待つてゐる。

お空は青くはれてゐる、
坊やのお歌を待つてゐる。

梢の空気は澄んでゐる。
小麦は軒端にこぼれてる。

お花畑は呼んでゐる、
遊びにおいでと呼んでゐる。

光はいつぱいみちてゐる。
神様までが待つてゐる。

坊やよ坊やでゝおいで、
黄色い嘴からでゝおいで、
母さん「ばあつ」とでゝおいで。



神社にお参りに行ったとき、お宮参りのご家族に会いました。赤ちゃんはとても小さく、お母さんお父さんが、それはそれはうれしそうで、それを見ているこちらまで、うれしくなりました。楽しんで生きてねって、思いました。また、そんな様子を拝見したら、この詩を読みたくなりました。

おききくださり、ありがとうございます♪

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