付き合っていく
↑の続きです。
4月。パート先では、新年度の準備始まった。わたしは、小学校で、放課後の数時間、低学年のお子さんたちを預かる仕事をしている。ひとクラスを、2人で担当するのだが、一緒に働くお仲間が、昨年度とは変わり、新メンバーの方も入ってみえた。
働いてから半年、まだ、年度始めのことはわからない。ただ、「大変だよ」「最初が肝心」と、お仲間から、繰り返し繰り返し、言われている。
わたしは、未だうっかりが続いていて、それから、新しいことが満載で、怖くてたまらない。小心者なんだ。もっと、どどんと、構えていたいのに…とにかく、丁寧に丁寧に、なんでも確認を怠らずに、やっていくしかないのだろう。
パワーがほしくて、シロバナタンポポに会いに行ったり、すみれや柳の大樹に会いに行った。空を眺めては、自分を励ました。
4月中旬、子どもたちを迎える初日、その場を仕切ることになる。わからないことだらけなのに、できるだろうか。事前に教えてもらったり、準備もしっかりとしたけれど、その日が来るのが怖くて怖くて、仕方がなかった。そんな時、こんな詩たちができた。
〔詩〕嫌だ
怖いが
大きくなって
あふれて
しまいそうだ
逃げ出したい
でも
そんなの
悔しくて
かっこ悪くて
嫌だ
〔詩〕背を向けるな
怖さに
背を向けるな
逃げたら
追ってくるぞ
恐れずに
切り込んだなら
意外と簡単に
霧散しちゃう
かもしれない
当日は、怒涛のように過ぎ去った。やっぱり忘れてしまったことがあったが、後日でも間に合うから、大丈夫だった。全体としては、なんとかなったと思う。このなんとかなった経験が、怖さを少し吹き飛ばしてくれた。
それから、このままじゃいけないと思って、ベテランのお仲間に、思い切って相談してみたら、その人にも「怖さ」があると、わかった。わたしだけじゃないんだ。
まだまだ力不足だと、よくわかっている。でも、自分なりに、子どもたちに向き合えてきているとも思う。わたし、子どもが好きだ。子どもたちと関わることができて、しあわせだ。
でも、きっと、また、ものすごく怖いときが来るだろう。でも、経験を重ねたら、その怖さが、まろやかになるかもしれない。それに、全く怖くなくなったら、それはそれで恐ろしいことかもしれない。わたしは調子に乗りやすいから。
怖さをなくすんじゃなくて、怖さと上手に付き合っていきたい。あっ、うっかりも、そうかもしれないな。封じ込めるんじゃなくて、うまく付き合っていくんだ。
パートが始まって、2週間ほどが経つ。うっかりが少なくなってきた。そうして、なんとかなるという気持ちが、膨らんできている。
※1ヶ月ほど前の話です。今は落ち着いております♪まぁ、ぼちぼち、うっかりもしています。
玄関先のプランターに、クワガタムシがいました。下に写真を載せます。苦手な方は飛ばしてくださいね。