娘とふたりで台湾へ〜2日目の続き〜
以下の記事の続きです♪
お昼ごろ、龍山寺に向かうため、バス停まで歩く。
途中、大きなお寺があった。たくさんの観光客と思われる人々が、門をくぐっていく。行天宮というお寺。興味が湧いて、中に入ってみた。解放された雰囲気。広い。手を洗う場所もある。装飾が美しい。バスの時間が迫っていたから、ゆっくりしてはいられなかったが、思いがけず、またお寺に行けた。
バスに乗り、龍山寺まで。たくさんの観光客で混み合っていた。台湾のお寺にはたくさんの神さまがみえる。自己流のお参りをしてまわった。学問の神さまである、文昌帝君(ウンチャンディチュン)には、息子のことを、「本人の望む道に行けますように」とお願いしてきた。龍山寺の出入り口にも、ランタンがあった。夜、光ったら美しいだろうな。
龍山寺後にし、少し休憩し、またぶらぶらと歩く。娘、ちょっと疲れたみたい。座って休むことにした。しばし、ぼんやり。
ちょっと回復した娘と地下街へ。靴屋がセールをしていて、娘が「ここで靴を買おうかな」と言う。履いてきた靴がへたってきて、歩きにくそうだ。
ふたりで靴を見ていたら、店主さんらしき人が話しかけてきた。「サンチー」どうやら、娘が手にしたスニーカーのサイズらしい。サンチーは37サイズ。23.5〜24センチくらい。
店主さんは「彼女は38だよ」と言うようなことを、わたしに言う。わたしが首をかしげると、手を高く挙げ、娘が背が高いこと、また、自分の足を指差して、大きいというような手の動きをしつつ、また何か話した。あー、そういうことか。娘は背が高めだから、足も大きいはず。サイズは38だと思う。たぶん、そんなことだろう。38だと、24.5〜25センチくらい。
でも、娘は背の高さの割には足は小さく、普段は24センチを履いてるはずだ。とりあえず、37サイズを試させてもらった。娘は、ほんのちょっときついと言う。店主さんは、やっぱりという顔。今度は、38サイズを履いてみた。ちょっと大きめ。けれど、指先に余裕がないとダメだというようなことを、店主さんは身振り手振りで話す。気づくと、こちらは日本語、あちらは中国語で、普通に話していた。
娘は、いろいろ試し履きをして、店を歩く。ようやく、気に入ったスニーカーが見つかり、購入を決めた。一足、200元。1000円ほど。その場ですぐに履いて、今まで履いていた靴を、持ち帰ろうとすると、店主さんがサッとビニール袋を出してくれ、「これを使って」と。「シェイシェイ」と、にこやかに別れた。買ったばかりの靴、娘にとっては歩きやすく、それから大活躍してくれた。靴って大事だ。
地下鉄に乗り、西門方面へ向かう。13時過ぎ、駅を出て歩き始めたら、西本願寺広場があった。お寺は焼失したが、今は史跡公園として整備され、復元工事が進められているらしい。公園内に、河津桜のような桜が咲いていた。
辺り一面から、なんだか甘くいい香りがする。クンクンと香りを辿っていったら、植え込みのギンモクセイの花だった。たくさんたくさん咲いている。いい香り。
また歩く。歩道には、ランタンがずらりと並んでいる。干支のランタンは切り絵のようで、スタイリッシュだった。
食べ歩きしつつ、光るランタンを見るため、夜を待とうと思ったが時間がありすぎて、夜まで待てなかった。座りたいが、カフェはテイクアウトが主流で、座ってゆっくりはできない。座れても外で、その日は小雨だったから、身体が冷えてきた。夕飯をどこかのお店の中で食べようかとも思ったが、お腹もそんなに空いていない。結局、ホテルに戻ることにする。
16時。ホテルに戻ると、娘はベットで寝てしまった。わたしは、帰りの飛行機の座席予約をする。帰りもチャイナエアライン。2日前から、座席の予約が携帯のアプリからできる。席は選べない。空港でもできるが、出来ることは早めにしておきたい。無事に横並びの席が予約できて、ホッとする。
夜は、ホテル近くの雙城街夜市(スワンチョンチエイエスー)へ行き、また食べ歩く。
帰りに、スーパーで、ペットボトルの水とカットフルーツとマンゴービールを買う。娘がお酒を飲めるようになって、うれしい。
こうして、台湾2日目が終わった。
追記
2月末の旅行の話です。もう少し、お付き合いください。