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発達凸凹成績が悪かった息子の大学受験・・・高校の成績① 

息子は苦手な事が多く、成績も良くない
中学では主要5教科で1がなんと3つもあった事があった。
入る高校がない・・・そんな事を悩んで親として泣いた日もある。

高校もやっと入れたような感じだったが、

息子は好きな分野が一つだけあった。

その分野に進みたいと小学校の頃から決めていた。

親としては、大学に入って、それを学びたいと言っていたので、
叶えるためになんとか協力したいと思ったが
高校の成績がついてこないのだ😢

高校は、評定評価である程度あれば、指定校推薦が取れる。

今の成績では、指定校推薦を取るなんて程遠いし、

息子の高校が、目指す学科の指定校を持っているのかもわからなかった。

息子は一般受験で大学を受かるとは思えなかった。

もしかしたら、大学もいろいろあるし、少子化だし、どこかに入れるのじゃないか・・
そんな事も考えたが、息子の希望している学科は、メジャーな学科でなく、地方にはその学科を持つ大学がほとんどない。
あっても国公立。数学も壊滅的・・テストはとにかく不利になる事はわかっていた。

主要都市に行けばある、でも息子が行けそうな大学があるのか・・?

一般入試を受ける進学校のライバルたちは、毎日勉強に励み、
そんな子たちと戦えるのか?


大学の入試は、自分の頃と違って推薦でもいろんなものがある。
※大学もたくさんあり、私の理解と違う事があるかもしれませんがご理解ください。

①指定校推薦・・・大学から「お宅の高校の生徒さんがほしい」と言われるのがこれだ。だから、基本的にはほとんど受かる。内容は大学により様々だと思うが小論文や面接中心。小論文はその場でお題が出て指定の文字数で書き上げる。国公立大学には指定校はないと思います。


②次は学校推薦型、公募推薦・・・評定平均が大学が求める基準値を満たしていて、高校の学校長の許可がある事。
部活動や、英検などの実績があると有利です。国公立大学には、医学部や教育学部のような学部で地域枠というのがあり、地元出身者や卒業後に勤務地が決められているような枠もあります。
他大学との併願もできる場合があり、増えてきている。


公募推薦は、指定校推薦と比べると、落ちる割合が多い。落ちたからと言って自信をなくすこともありません。ただ、指定校推薦と比べ、もしも落ちた場合、一般入試にするのか、他の公募推薦などの推薦が間に合うのか、それを考えておく必要があり、小論文などの対策とその後、一般受験の勉強にすぐに切り替えなければいけない。

国公立の場合、プレゼンテーション、その学科に関する口頭試問、検定試験の成績、共通テストなどで学力を見る事が必須になっています。
国公立大学では共通テストをする大学が多くなっています。

試験は、小論文、面接などが中心です。

③総合型選抜・・・これは昔のAO入試です。受験生の学習意欲や目的意識を重要視しています。小論文、面接、テスト、志望動機、プレゼンテーション、グループディスカッションなどで、一般入試とは違ってテストだけでなく、自分がアピールできることを表現して、受験するもの。事前の準備が多かったり、労力や時間がかかります。なるべく早めに準備に入る事がおススメです。

高校の成績基準がなかったり、高卒生でも出願できる場合もあります。
国公立は、共通テストをする場合も増えてきています。


高校の担任の先生は、息子には一般で受験するより、
推薦を使う方がいいと言ってきた。

そのとおり。先生はよくわかっていた。

推薦を取るには普段のテストの成績や評定評価が良くないとくれるわけないと思っていた私の考えをくつがえし、推薦をくれると言うのか・・?

有難い事だが、そんなラッキーな事があるのだろうか?

私は以前、療育の病院で仲良くなった友達に相談した。

一個上のお子さんを持つ友達は、息子さんが選んだ大学の受験の話をしてくれた。

指定校推薦の場合、その場で小論文を書かなければいけないが、そのお子さんは総合型選抜で、小論文の課題が事前に出て、それについて調べたり、直しを入れて、志望動機などと一緒に書類選考の一次試験を受け、二次試験は、それについてのプレゼンと、面接などだったと教えてくれた。

以前、オープンキャンパスなどでもらった冊子には、大学の各学科の倍率やその募集人数や合格者人数が出ていて、ふと見たことがあった。
そこには、募集人数3人や5人という本当にごくわずかな人数
落ちている人数の方がはるかに多くなっていた。
そう思うと指定校推薦なら100%近くの確率で合格できる!!
ただ、よく見ると落ちている子もいる。指定校でも落ちるのか?
見るんじゃなかった😢
うちの息子のような子がいたのだろうか・・・
もう、不安でしかなかった。

こんな少ない募集人数でどうやって合格できると言うのか・・
小論文をその場で書くなんて・・とても無理😢
1年くらいで書けるようになるとは到底思えない。

すると友達が、指定校推薦よりも総合型選抜の方が、
小論文を先生や親が見て直せるし、
絶対に事前に課題がわかっていて書いた方がいいと言ってきた。

「親も頑張った~」と友達は自分をたたえていた。
今となっては笑い話で済むが、友達はかなり必死だったことがわかった。

友達の息子さんは1年上。
どこの大学なのか知らなかったが、よくよく聞いてみたら、学科は違うが、息子が希望している大学だったのだ。

私立の高校は特に、先生たちも、小論文についても熱心に協力してくれる。
私立以外でも基本的には書いていけば先生たちは見てくれる。
大学の先生たちは、プレゼンは緊張するのは当たり前だし、
間違えても大丈夫と言ってくれたという。
そして、先生たちの手が入った小論文だという事はわかっている。

その話を聞いて少し希望が見えてきた✨

指定校推薦があれば、それはそれで、もうラッキーで
その場の小論文にかければいい。

そして、評定評価がどうなるか、指定校があるのか、
3年の夏休み前の面談の時がきた。

実は2年の夏休み前に、評定評価が低迷し

あと1年で0、5は上げないといけないというプレッシャーで

その日から心を入れ替えて勉強した。

定期テストの前は先生や私も手伝って覚え、

3年の1学期の期末テストで今まで通りの点数を取れば問題ないだろう
という成績までになっていた。

クラスでも上位に入って来ていたのだ。

担任の先生もその上がり具合に驚き、褒めてくれた。


1年前の面談の後、あのどん底の気持ちと、

どれだけ、成績が良くなれば0、5もあげられるんだろうかという不安
にいつも打ちのめされそうになっていた。

息子の頑張りが実った!!


そして面談の時・・

評定評価は目標の値に達していなかった。

なんということか・・・0.1足りていなかったのだ。

私はもしかしたら、数字の操作もあるのではないか?
と思ったこともあったが、そんな事は全くなかった。

そして無情にも評定評価を下げたのは一番得意な科目だった。

数学が苦手な息子なので、数学なら意味は分かるが

1年からずっと5を採っていた得意な科目で、
どう考えてもそこだけは大丈夫だと信じていたのに。

でも、なぜ?

理由は、テストの得点が、すこぶる悪かったのだ。

先生がいくら大目に見ても、私が先生だとしても、
以前5をもらっていた時と同じ成績はとても付けられない点数だった。

なんで、こんな大事なテストで、なぜ、覚えられなかったのか?

あとから、後悔しても遅かった。
息子も油断してテストを甘く見ていたのだろう。
私も、もう大丈夫だろうと、てっきり思っていた。

いつものように5であれば、目標の評定評価には余裕で達していた。

非情にも、先生は淡々と成績表を見せた。

担任の先生は、
「学校の指定校推薦の中に、息子が希望する学科はなかった。」
と言った。

指定校もない。希望の大学の総合選抜もできない。

終わった・・・そう思って目の前が真っ暗になった。

教室には、夏の日差しが眩しいくらいに入っていた。



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悠実
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