言葉が遅いお子さん・・・ 言葉の教室って行った方がいいのか?
言葉の教室って知っていますか?
地域の学校などに言葉の教室というのが設置されていて、
言葉の遅れや発音に問題がある時に、
幼稚園の先生から勧められたりします。
でも、いったいどんな事をするんでしょう。
行くまでは、「ちゃんとやれるかな」とか
嫌がらないかなとか思っていました。
息子は、すでに発達の療育病院で言語療法を受けていましたが、
近くではないし月一回程度と間が空いてしまいます。
幼稚園の方では受診していたので勧めてはきませんでしたが、
もし可能であればと思いお願いしました。
行っていたのは年長の半年間くらいです。
言葉の教室は学校の空き教室でやっていました。
幼稚園を抜け、親と一緒に行きます。
小学生の言葉の教室もあります。
初めて入る学校にとまどいながら、以外と誰にも怪しまれず
あっさり入れてしまうんですね。
廊下を歩いて行くと、小学生とすれ違います。
見慣れているのか、あまりじろじろ見られる事もなく、
教室に着きました。
言葉の教室の先生は、学校の先生です。
親は椅子に座って見学しています。
まずは挨拶。
お菓子を使ったりするので手洗いをします。
次は黒板に貼ってある動物や物の絵カードを見て発音します。
鏡の前に行き、自分の口の形を見ながら、
あいう、あうおなどの発音をします
次は、唇の間に舌を入れて、発音。
「ホットケーキのように唇に舌を入れますよ~。」と先生
そのまま、力を抜いて10秒保ちます。
次は「あー」を続くまで発音します。
ここまでは発音ばかりで、つまらない感じですが、
息子は先生に言われ、やっていきます。
ここからは道具やお菓子を使って行きます。
袋入りのストローを吹いて、袋飛ばし。
よく百均などで売っている
昔よくやった紙で作った笛みたいなやつで
吹くと紙が膨らみ伸びて、
吹くのをやめると紙が巻かれてクルクル縮む道具を使います。
米菓子をストローで吸って、お菓子をつけたまま紙コップまで運ぶゲームです。
吸う力が弱く、少し難しいようで、できませんでした。
ここまでは椅子に座らず、立ってやったりしました。
次は待ちに待ったお菓子です。
すんなり食べられるわけではありません💦
まずは丸くて薄い、ふがしのような煎餅(お絵描き煎餅で使う)の
お菓子に舌を当てて穴を開けるゲームです。
舌の運動になるのですが、むせてしまっています。
次も同じお菓子で口の周りに付けて舌で取ります。
上が取れたら下、右、左とやって行くのですが、
舌が思うように動かない息子は、
上下はできましたが左右はやれないと拒否しました。
今度は小さいゼリーをストローで吸って食べます。
うまくできず、家に帰ってから、少しだけ太めのストローでやるとできました。
ゼリーも食べられ、娘と一緒によーいどんで競争しながら楽しくできました。
次は教材を使っていきます。
単語カードを見せて、発音を見ていきます。
その後は、先生が本を読んでくれます。
時々、本の内容を質問して単語を言ったりしています。
次は迷路を使って線なぞりや、
2つのカードを組み合わせて動物などの1つの絵を作る絵合わせパズルをしました。
パズルができたら発音します。
そして最後は好きなゲームをします。
先生と親も一緒に遊びます。
娘もいたので一緒に遊びました。
ゲームはたくさんありましたが、
黒ヒゲやグラグラゲームのような指先を使う
微細運動のようなものをよくやっていました。
挨拶をして終わりです。
言葉の教室は、お遊びのようなこともするので、
普段親子でなかなか遊べないなんて方には、良い機会になると思います。
その後、息子の言葉はどうなったかと言うと・・・
療育のSTのおかげか、言葉の教室のおかげかわかりませんが、
サ行がうまく言えなかったのが、少しずつ良くなり、
あとはカ行がもう少しという感じで、
卒園と同時に終わりました~!!
もちろん希望すれば、小学生の教室もありましたが、
通級の事もあり終わりにしました。
カ行ができないから、こんな事をやるとか、
専門的な事はわかりませんが、舌を動かす訓練や、口の動かし方など、
こんな事をしているというのがわかれば、難しいことは抜きにして、
家でもできることはあると思います。
また、ガムは口の運動や、咀嚼することで脳にも刺激がありいいようです。
ただ、人口甘味料が使われていたり、
キシリトールなども白樺でなく、とうもろこしの場合、
遺伝子組み換え不分別のこともあるので、
商品を選んだ方がいいかもしれません。
当時、言葉の教室に行っている事は誰にも話しませんでした
私の中で言葉の教室は、発達が遅いと思われたり、
噂されるのが嫌だったからです・・
私の考え方に、偏りや変な思い込み があったと思います。
そして、何年か経ち、娘が年長になった時、
幼稚園で、言葉の教室の話題になりました。
仲良しのママ友が、
「言葉がうまく言えなくて、先生に勧められて言葉の教室に行ってたら、少し良くなったよ。行くのを楽しみにしてるよ。」とか
「うちも勧められた~。」とか
別の幼稚園のお友達も、
「言葉の教室を勧められたけど、まあそのうちなんとかなるからやめた。」とか
昔からの親友に会ったら、
「言葉の教室に行ってる。楽しいみたいよ。」と
それに、息子の幼稚園の同級生にも、実は、いたんです!!
あっちにも、こっちにも・・・
知らなかっただけでこんなにいたのか~…
私が隠して来たのはなんだったの~
そう思ったら、隠してきた事がバカバカしく思えてきました。
しかも、娘が、幼稚園の年長に上がる時には、
担任の先生に「幼児語が少し残っていて、発音しにくい音があり、自然に発音できることを待つか、心配なら言葉の教室に相談するのも一つの方法かと思います。」
とやんわりと、先生に言われました。
言葉が変換してしまうのはよくあり、
聞くたびに笑ってはいましたが、
サ行とかカ行とか言えてないのだろうか?
息子に気を取られていて、全く気にしていませんでした💦
変換していた言葉は、たくさんあるのですが・・・
薬が、「おすくり」
金魚すくいが、 「金魚くすい」。
バイキングが、 「パーキング」
いびきが、「ゆびき」
アスレチックが、「アフレチック」
白い恋人(北海道のお菓子)が「白いこゆびと」
ドラえもんの歌の歌詞のあふれさせて~が「あぷれさせて~」
蚊は、「蚊が」←これはよく言う子います。
なぜか、お布団は「お布団ばー」、
アイスバーか?と突っ込みたくなります💦
シナモンロールは「もも太郎ちゃん」
ここまで来るともはや意味不明です
極め付けは、「忍たま乱太郎」が「忍たま万太郎」
こういうのを、「違う」と言わない方がいいとか聞いたような気がして直したりしませんでしたが、
これを人前で大きな声で言うので、なんとも微妙で笑えました。
皆さんの中にも、言葉の変換など、ありませんか?
結局、娘はそのうちなんとかなると、言葉の教室には行きませんでしたが、
小学校にあがっても言ってる言葉もあり、そのままです。
それぞれやりにくさや、遅れなんてあるもので、それを隠したり、卑下したりする必要はないんだと思いました。
まだ完璧という事が抜けずにいた時期でした。
言葉の教室は先生から教えてもらい、楽しくことばの発生ができるようにしていくところです。
言葉だけでなく、指先を使い、日頃できない運動をすることができます。
言語療法士ではありませんが、研修を積んだ教師が指導に当たるので安心です。
親でも、今書いたような事を家でもできるとは思いますが
どうしても、親だとできない事に対して、否定することを言ってしまったりすると、子供は楽しくなくなってしまいます。
言葉の教室を使う事で、親子で一緒に楽しむ時間を持てることは
とても大切で貴重な事だと思いました。
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