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凡人は、腹圧を適切にかけられるようにケツの硬さをあらかじめとっておきたい
デスクワーカーなど、世界一座っている時間が長い日本人は、座面についているケツがカチカチになっていることが多いと思う。
ケツの硬さは腹圧のかかりやすさに影響すると考えられ、ボディメイクにとって不利益を被るため、解消しておきたいところ。
腹圧が高まる仕組みとして
横隔膜と内臓器の下降 + ⾻盤底の圧抵抗 = 腹腔内圧の上昇
がひとつ、大きなシステムとしてある。
逆に、横隔膜が下降しない、骨盤底が圧抵抗できない場合、腹圧が上昇できないとも言えると思います。
横隔膜が降りないということに関しては、下部肋骨のコントロールや呼吸など、結構出ているイメージがあるけど、骨盤底が圧抵抗できないということに関しても意外と大切だと思います。
なので、骨盤底のことでできることを。
骨盤底の後方を構成している股関節外旋筋群、ここが硬いと骨盤底の前方に負担がかかり、骨盤底の前方が過剰に下降したり、内圧がかかりすぎる。
お尻を常に締めていて、お尻にエクボがある人なんかはそれに該当する可能性高い。
あとは、寛骨の前傾が強かったり、大腿骨の外旋が強かったりする人も。
他にも、神経的な要素とかもあるけど、ジムでできることはシンプルにしたいから、とりあえずケツの硬さは取り除こう。
具体的に骨盤底の後方を構成するのは、⼤殿筋下部繊維、梨状筋、閉鎖筋。
マッサージボールでトリガーポイントセラピー、フロッシング、伸長刺激、AF内旋などを行うとだいぶ変わるかと。