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河原 真宙
2021年5月16日 13:43
雨を見に行こう雨に濡れに行こう偽物の雨はもう嫌だからアスファルトは嫌だから。山が見えると雨が見えない。霞む草木は雨を呑み込んだ。見えないモノを見に来た。見えてる事を確かめて。アスファルトには月がよく似合う。
2021年5月11日 11:29
雨の昼間は優しくなりたいと思う。目覚め切れていない瞼をきつく閉じて、戻らない日常に独り言を重ねた。「会いたい」このまま降り続けばいいと願う。太陽を別つ雲が遥か遠く溶けて見えない太陽の陽射しに遠雷が聞こえる。「会いたい」このまま優しく、目覚める事がなければ。私だけ世界から忘れてくれたら。会いたい。私の呟きかあなたの叫びか。雨の降る世界からは区別に迷う。
2021年5月13日 13:28
昨日より曖昧な言葉に縋れば今日はいつもより鳥が騒がしい。群衆を分ける合図に頷けばありふれた日常が可愛く微笑んでいる。指先で辿る嘘の言葉が真実に変わる様を初めから終わりまで曝け出せれば素敵。あなたより大事な私を自分で傷付けられるのならもっと楽しい。世界はとても脆くて目を閉じるだけで終わる。反戦運動の文字が勇ましく揺れている。目を開けて写る私を見つめる電車の中。それでも私を信
2021年5月10日 23:56
眠るふりをしながら眠り続けている。季節に咲く花が長い雨のせいで腐って行く。月の光に何を知ればいいの子守唄は何も教えない。夜の匂いはどこの町でも懐かしい。中途半端な寂しさと雑音が生まれ日に聞いた初めての音に似ているから。重なる街頭と月灯り。影が交差する一瞬。初めて死ぬというのに懐かしい。
2021年5月7日 16:47
伸ばせば届く小さな赤ん坊限り無く小さくて弱い命がそこにある。手の平を伸ばして繋ぐ手の平を合わせて導ける愛された事しか無い赤ん坊は私の笑顔に安心していた。笑顔を疑わない赤ん坊は私の手の平に応えて、繋ぐ。握りしめなくても導ける添えるだけでも導ける。限り無く小さな命に耳を塞いだ手の平。消えたのは音だけで良かった。
2021年5月7日 14:44
もしも生まれ変わるとしたら...それは避けなければならない。絶対に。
2021年5月7日 14:32
知らない間に心に傷を付けた人がいます。ワザと傷付けた人も沢山います。絶望を植え付ける為に笑っていた事があります。それでも私は今日、あなたに愛されたいとただ願います。