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読書について(前編)

読書経験を振り返る

ここでは中高大のを10ちょい

大学、現在、番外編は後半で。

昨晩寝る前に思い出されてきたことをポツポツと

もっと印象に残っている作品はまだあるかも



●小学校

『ズッコケ三人組』

ハリポタ含めシリーズ物にあまりハマらない子どもだったから珍しい。


『花の図鑑』(小学館neo)

図鑑って親が買ってくるけど昆虫とかは面白くなかった。花は果実のなる木のコーナーをめちゃ見てて、カリンの花が綺麗だなと思ってた。


『いちご』(青い鳥文庫)

アトピーの女の子が山で暮らす話。青い鳥文庫は語ると長くなるけど、1番はこれ。心の弱い部分に刺さってきて良かった。


『博士の愛した数式』(小川洋子)

3年生の頃初めて読んだ大人の本。それまでも挑戦したことはあったけど、最後まで読めて嬉しかった。


『黒い雨』(井伏鱒二)

4年生のとき誕生日に日能研がくれた。膨大なリストからあらすじを読んで選んだ。それまでは原爆が落とされた瞬間しかイメージできていなかったけど、その後の描写に想像力をかき立てられた印象。


『ふしぎなことば ことばのふしぎ』(池上嘉彦)

日能研の国語の羽田先生?が、君たちに薦める本は岩波ジュニア新書しかないって言ってた。長い説明文って面白いなと思った。自分が塾講師してたときも親とか子どもたちからおすすめ聞かれたら岩波ジュニア新書って答えてた。


あとは重松清、あさのあつこ、東野圭吾、石田衣良、山本文緒、唯川恵とか読んでた。重松清の疾走は他の著作と雰囲気が全然違ったからよく覚えてる。

『野菊の墓』『地雷ではなく花をください』『ガラスのうさぎ』長いコメントするほどじゃないけど確かに好き。

小学生の頃は本読みながら通学路歩いて先生に怒られてた。


●中学校

『海と毒薬』(遠藤周作)

英語?のなんちゃら英子先生(母校OG)が好きな作家として答えてて、図書館行ったら本の後ろの貸出カードに軒並み先生の名前が残っててびっくりした。

重いテーマはもちろんなんだけど、勝呂医師が現在営んでいる医院の寂れた描写が印象的。お話を書く後ろにキリスト教があるのが新鮮だった。


『女生徒』(太宰治)

めちゃ短いんだけど強烈。14くらいでこれ読んで刺さってた人とはいい友達になれる自信がある。


『「ようこそ」と言える日本へ』(土井香苗)

倫理のグループワークで本当はホスピスがやりたかったけどあぶれて渋々扱ったテーマが難民だった。でもこれ読んだらやる気出たし、今でも難民のことを気にかける日々が続いているのですごい。


あとなに読んでたんだろう。菊池寛とか芥川とか。

厚めの本を選ぶようにはしてた。

そもそも中学時代の記憶そのものが薄い気がしてきた。



●高校

『罪と罰』(ドストエフスキー)

重苦しさが当時の自分と重なってのめり込んだ。1年の後半は人間関係がうまく行ってなくて本に逃げてた。数学の丸山?先生は、まあまあ先の練習問題まで解いておけば授業中の読書を黙認してくれてて良かった。(西村?くんと私のみ実行してた)


『細雪』(谷崎潤一郎)

四姉妹の個性が豊か、展開はゆるい少女漫画的で面白かった。これ含めて中高時代に読んでた本のせいで昭和初期のお嬢さんが大好きで憧れてしまう。好きなファッションはモガとハマトラ。


『職業は武装解除』(瀬谷ルミ子)

国際貢献を仕事にする人って恵まれた出自の人が多いから腑に落ちないなと思ってた。この著者は普通の家庭から上ってった人だから現実味があった。


『ハンナ・アーレント』(矢野久美子)

たぶん自分は政治学に進むだろうと考えながら手にした。学者ってこうやって社会に介入するのかと知った。


高校の古典の直美先生が「なぜ今になっても源氏を読むのか。それは源氏にそれだけの価値があるからだ。最近の本も面白いだろうが、長く残っている本はたいていハズれない。(ざっくり)」って言ってた。


それを真に受けて、太宰夏目森とか、坂口安吾阿部昭とかのを神保町の古本屋で買ってた。塾がお茶の水だったので。


後半は大学と現在と番外編。



写真は秋田県にある新潮社記念文学館の石碑。

2018年の夏、ちょうど金足農業が決勝してた日。

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