治療ガイドライン ?
こんにちは。
最近、ちょこちょこ記事を書いておきながら、公開していない、理学療法士/ヨガコーチの Ayumiです。
(私の活動の色々諸々まとめは、こちらから→ https://lit.link/physioayumi )
書いてないというよりも、記事の下書きが溜まっている今日この頃。
というのも 、医療とビジネスの間の記事( https://note.com/1130521/n/nd07e00e2995d )から、そもそも”治る”という記事を書きはじめて、、というか 治療の基本となる、(慢性疼痛の)ガイドラインについて書いていたのですが、、、。
そもそも ”ガイドラインって何?” って感じかな、と思い。今回は、”ガイドライン” について 解説してみます。
まずは ”ガイドラインとは” で検索。結果は、webilo辞書から引用。
○ 言い換え語
指針
○ 用例
将来はすべての大学病院が公的な共通のガイドライン指針によって医療に当たるよう望みたい。
○ 意味説明
政治や業務などを具体的に運用する際に守られるべき指針や手引き
○ 手引き
何についての指針であるかが分かるように,「診療指針」「指導指針」などのように「○○指針」の形で言い換えたり説明を付けたりする方が分かりやすい場合もある。
(エイズ関連用語として)
【定義】 「指針」。証拠を示すデータにもとづいて、複数の専門家の合議の結果、推奨する検査・治療などの対処法を公開したもの。発表主体としては政府機関(例:DHHS アメリカ保健福祉省)や、学会・私的な研究会(例:日本のHIV感染症治療研究会)などがある。ガイドラインに従えば、非専門家でも一定の成果をあげる治療をできる。またガイドラインから外れる治療法を選択する場合は、根拠を示す必要がある。しかし最終的には治療への承諾は患者が選択するもの。ガイドラインは個々の医師・患者の関係を越えるものではない。ガイドラインに「専門家に相談しなさい」と書いてあることもある。
そうなんです。
指針、なのです。”具体的に運用する際に守られるべき指針や手引き”ですね。(ちなみに、noteの画像を探している時にも、”使用ガイドライン”の項目がありますね。)
医療がある程度、同じ水準で提供されるのは、この”ガイドライン”を指針に治療をしていることが多いからです。
(多い、というのがポイント。数年に一度 更新されているのですが、updateできていない方が多数いるのも事実。逆に、最新のデータを自分で取りに行き、ガイドラインになる前の情報を提供している人も。)
内容のこちらも、ポイントかもしれません。
ガイドラインに従えば、非専門家でも一定の成果をあげる治療をできる。
またガイドラインから外れる治療法を選択する場合は、根拠を示す必要がある。しかし最終的には治療への承諾は患者が選択するもの。
なのです。
様々なガイドラインは、書籍となったりしていて、一般の方もAmazonでも買えたりします。なので、これを見れば、専門家でなくても、一定の成果はあげられるのです。
これには、15年前後のデータから読み込める、エビデンス(科学的根拠)や推奨度が書いてあります。考える”ベース”や”根拠”の、強いひとつの方針になりますね。
ただ、それを見ただけで、”わかったつもりにならない”というのが最大のポイントではあるのですが。シンプルに書いてあるので、その表面だけ見て、「わかったつもり」で、色々おかしな根拠を言う方もいるかもしれません。
”ガイドラインから外れる治療法を選択する場合は、根拠を示す必要がある”
ということは、覚えておいてもらって。その上で、どんな根拠を言っているのか、を精査できていったら良いですよね。
また、→ 学会・私的な研究会 の方が、作成している”ガイドライン”というものもあるかもしれません。
どの団体が提案している”ガイドライン”なのかは、チェックする必要がありますね。
私がよく参照するのは、日本整形外科学会 が主体としている、各種診療ガイドライン。
また、次回から少し紹介するのは、慢性疼痛診療ガイドラインの内容。これは、厚労省の慢性の痛み政策研究事業として、日本の疼痛学会やペンリハ学会等々 7学会が軸となり10学会が関与した、”ガイドライン作成ワーキンググループ”で、作成されています。これもまた、きちんと精査された内容のものであるといえるでしょう。
さて
皆さんの提供している、また、受けているアプローチは、どうですか?
ある程度、根拠を示すことはできていますか?示されていますか?
少しでも知っておくことができたら、間違った情報に左右されにくくなるかもしれませんね。
その情報の一端を、また、この”ガイドライン”が少しでも理解できるように。 このnoteでフォローしていけたらと思っています。
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