かけがえのない月日を一冊の本に。【3年育児日記】
昨日は、2人同時に昼寝の寝かしつけすることができた。ワンオペ2人育児も、慣れてきた?
…というわけではなく、きっとたまたま寝てくれただけ。また、大変な日も平穏な日も、いろいろな日がやってくるのだろう。
長男は3歳。
早いものだなぁと思う。今は、イヤイヤ期ならぬ、「なんで?」「ママの反対の言葉を言う」時期のようで、毎日、ママと長男とのちょっとした言い争いを繰り返している。
次男はもうすぐ生後3ヶ月。
産まれたてのフワフワほわほわだった時期をもう思い出せないくらい、あっという間に成長していく。あやすとニコニコするようになってきて、その姿に長男とママは癒されている。
長男が産まれる前に、しようと決めていたことがある。
それは「育児日記」をつけること。
母が育児日記をつけてくれていて、中学生くらいの時かな?わたしにプレゼントしてくれた。
そこには、わたしの成長や思い出とともに、たくさんのメッセージが込められていた。
その育児日記に幾度となく、救われた経験がある。
思春期、精神的につらい時期が続いた。誰にも言えない。救いを求めるように、手に取ったのは育児日記だった。
愛されて産まれてきたこと。
わたしは自由であること。
未来には必ず希望が待っているということ。
そんなことが書いてあり、読むたびに泣いた。自分を取り戻せた。人生を投げ出しそうになっても、なんとか、軌道修正して戻ってこれたのは、この育児日記のおかげかもしれない。
自分も子どもができたら、育児日記を書いてプレゼントしたい。
それは、わたしの夢でもあった。
その夢を形にできる日がやってきた。
プレゼントできるのはまだ先だけど。
長男の育児日記を書き続けて、3年。
長かったようにも、短かったようにも思えるから不思議なものだ。
書き続けることは簡単なことではなかったけれど、書き終えて思うのは、書き続けられてよかった、ということ。
この一冊に、3年間の月日がびっしりと詰まっている。そう思うと、すごいことだ。
大切な大切な宝物。
いつか、息子へ送るプレゼント。
そんな育児日記のことを、みなさんにもご紹介したい。
1) 「3年育児日記」とは
わたしが選んだのは、3年間の育児日記。
3年間、書き続けることができるのだろうかと頭をよぎったけれど、書きたい!という気持ちの方が優った。
選んだのはこちら。
「3年連用育児日記 すくすくメモリー」
2) 3年育児日記でできること
● 行事やはじめてできたことを残せる
「誕生日」「初節句」「クリスマス」「正月」など、節目ごとに振り返ることのできるようなページが用意されている。
写真を貼れる箇所があり、いっしょに過ごした人、プレゼントしてもらったものなど、忘れてしまいそうなことも記入できるのでありがたい。
「名前の由来」「手形足形」なども残せるページもあるのもうれしい。
「はじめてできたこと」を記入できるページ。個人的にお気に入りのページだ。
はいはいをしました
つかまり立ちができました
立っちができました
など、忘れたくない瞬間を記録できる。
それ以外にも、「ものをにぎりました」「ひとみしりしました」「小さなものがつまめました」など、何気ない成長の足跡も残すことができる。振り返ると楽しいページ。
● 日々の小さな思い出を残せる
こちらが育児日記の主なページで、日々の記録を残せる。
3年間が縦のラインで揃っているので、あとで見返したときに、「去年はこんなことしてたんだ〜」と思い出せるのがいい。
書き続けられるか不安だったが、多すぎることなく負担のない量なので、3年間、続けることができた。どうしても書けない日は、その日の出来事ではなく、伝えたいメッセージを書くようにしていた。
● フリースペースで伝えたいことを書ける
見開き3ページ分のフリースペースがついていて、自由に書きたいことを書き込められるようになっている。ここには、日々の出来事に書き切れない思いや、1年間の振り返りなどを書き込んでいる。
3) 3年間書き続けて思うこと
● 絶対に忘れてしまっていた
育児中は毎日が瞬く間に過ぎていく。大変なことも感激したことも、その時は絶対に忘れることはないと思っていても、いつの間にか忘れてしまう。
はじめて散歩に出かけた日のこと。
あやすとはじめて笑ってくれた日のこと。
くしゃみのあとの独特な癖のこと。
他にもたくさん。
育児日記に書き残していなかったら、絶対に忘れてしまっていただろう。
● 一日の終わりに心落ち着く時間を得られた
生後間もない頃は、頻繁に授乳。おむつ替えも一日に10回以上。着替え、お風呂のお世話。そうこうしているうちに、夜が訪れる。
今日、何曜日だっけ?
繰り返される日々に、月日や曜日の感覚が薄れ、ホッとひと息つく暇をなかなか持つことができない。
そんな忙しい育児中だからこそ、夜、育児日記を開く時間は心が落ち着く癒しの時間になっていた。
一日の終わりに、今日を振り返り、ピリオドを打つ。今日もありがとう。また新しい明日をがんばろう、そんな前向きな気持ちが沸き起こる。
● 苦しかった日も振り返れば愛しい日
育児日記にはうれしいこと、楽しいことばかりを書いていたわけではない。苦しいこと、悩んだことも赤裸々に綴った。
どうにもならないこと。行き場のない思い。
自分の中に溜めておいたら、どんどん精神を蝕んでいくように思う。本音をそのまま出せる場所があるというのも、育児中の救いだったかもしれない。
苦悩の最中にいると気づけないけど、振り返るときには、
「大変だったけど、いい経験だったなぁ」
と思えている。
苦しかった日もうれしかった日も、どんな日も、子どもと過ごした日々は愛しくてかけがえのない日々だったなぁ。
育児日記には、そんなかけがえのない月日が詰まっている。
最後に。
育児日記と同様に、このnoteも、子どもとの大切な日々を残してくれている。いつか何年か後に読み返したら、泣いてしまうこともあるのだろうな。
書いていてよかった。
残せる場所があってよかった。
一部ですが載せておきます。
あ、長男の育児日記は書き終えたけど、次男の育児日記がまた始まった。これから、約3年間。合計6年間。
よくやるなぁ、わたし。
がんばろう(笑)