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わたしの本棚11夜~「早寝早起き」
私に俳句の楽しさを教えてくださったのは、坪内稔典先生であり、船団の会という俳句のグループでした。船団の会は、今年6月に散在してしまいました。けれど、書籍という形で残された俳句やエッセイは、そのまま、船団の会の財産としてあり続けます。散在後の7月に出版されたネンテン先生の俳句とエッセイの本です。
☆「早寝早起き」 坪内稔典著 創風社出版 1400円+税
わたしの十句を含めて俳句の四つの章立てと19のエッセイからなります。
びわ食べて君とつるりんしたいなあ
尼さんが五人一本ずつバナナ
たっぷりもどっぷりもカバ夏のカバ
愛はなおデコポンみたいに転がるよ
四月にはカリフラワーに抱かれたい
などの自由な発想の俳句と、すっかり船団会員の中では有名になった奥様とのご自宅の庭での朝ごはん、「軽井沢する」のエッセイなど、愉快で楽しい読みものです。一方で、俳句と川柳の違いとして、川柳は一義、俳句は多義という説は、多くの読者の共感を得るものだと思いました。
#早寝早起き #坪内稔典 #俳句 #軽井沢する #俳句と川柳