わたしの本棚148夜~「しろくまのパンツ」
22日に、NHK朝イチで紹介され、友人がフェイスブックで絶賛していたツぺラツぺラさんの絵本です。絵本といって侮るなかれ、その発想は面白く、大人でも楽しめます。しろくまさん、パンツがなくなりました。どんなパンツをはいていたか忘れたしろくまさん、ねずみさんと一緒に、パンツを捜しにでかけます。いろんな動物たちのいろんなパンツが紹介され、そのうち、今日は新しいパンツをはいていたことを思いだし・・・。絵が可愛く、色鮮やかでカラフルで、くすっと笑う温かいお話に、読み終えたあと、ほっこり癒されました。
☆しろくまのパンツ tupera tupera ブロンズ新社 1400円+税
亀山達矢氏と中川敦子氏によるユニット、tupera tupera(ツペラ ツペラ)は、京都の賀茂川のみえるアトリエに住む夫婦です。大学生のときに出逢い、互いの活動をささえあいながら、夫婦で絵本を創作しています。
テレビ出演では、創作風景から過去の作品まで紹介していました。中でもこの「しろくまのパンツ」は、2012年の初版から2021年の66刷のロングセラーです。切り絵で創作した温かみのある動物たち、短いですが微笑ましいストーリー展開です。眠れない夜など、活字で疲れたときなど、絵本の癒し効果は大きくて、繰り返し繰り返し読んでしまいそうな本です。