2021年1月の記事一覧
わたしの本棚85夜~「女帝 小池百合子」
すごい本でした。読み終えて、むなしさを感じてしまいました。ここまで書くか、と。女性が働くこと、働いて権力をのぼりつめるのは大変なことです。わたし自身は、小池百合子さんに対して、ブラウン管の中での作られた顔しか知らないせいか、そんなに嫌悪感はなかったです。むしろ、女性初が続く人なので、応援していました。コロナ禍でも毎日、東京の状態をメデイアに伝え、正月も返上して知事の仕事をされている姿に、発言内容
もっとみるわたしの本棚83夜~「たかが殺人じゃないか」
2020年度、「宝島社・このミステリーがすごい」1位、「週刊文春ミステリーベスト10」1位、「ハヤカワミステリマガジン・このミステリーが読みたい」1位という、3冠を達成した推理小説です。88歳というミステリ作家史上最高齢というのも話題の辻真先氏です。「たかが殺人じゃないか」という言葉、読後に読むと哀切を感じてしまいました。
☆「たかが殺人じゃないか」辻真先著 東京創元社 2200円+税
昭和