成長するとはどういうこと?①
まずは成長とは何かというところからみていきたいと思います。
成長は2つの軸で考える
成長は「垂直方向の成長」と「水平方向の成長」の2軸で考えることができます。
私は大学まで野球をしていましたが、それまでの野球人生を振り返ってみると、確かにこの2つの軸で成長を分類することができます。
野球を始めた小学生時代から考えると、レギュラーになり試合で活躍するために、体をつくることや技術面を磨くためにたくさん練習をしました。野球に関する本をたくさん読み知識を身につけたり、紹介されている練習法やプロ野球選手のフォームを真似してみたりと、はじめは能力的な成長に注力していたように思います。
それからだんだん試合に出る機会が増えレギュラーになると、それまでは自分が試合で活躍するためにはどうしたらいいかだけを考えていましたが、それだけではなく、チームが勝つためにはどうしたらいいのかということを考えるようになりました。
野球をやっていたときには特に意識できていませんでしたが、今振り返ると視座が高まった経験だったと感じます。
先ほどのスライドの補足をすると、垂直的成長と水平的成長はそれぞれ独立しているが、お互いに影響を及ぼしあう関係ということです。
自分の先ほどの野球経験をみると、まず知識や技術面を磨き実践を経験することで水平的成長が起こり、立場が変わることで(補欠からレギュラーへ)視座が高まる垂直的成長が起こったように思います。
非常に簡略化していますが、垂直的成長が起こる前には、監督、コーチ、プロの方々、両親など様々な方からの指導やアドバイス、薫陶があり成長につながりました。
もう少し上記の経験を一般化すると、できることが増えることで、対処する問題が徐々に複雑になり、関係者も増える⇨その中で自身の気づきや周囲からのフィードバック、薫陶から、新たな視点の獲得や視座の高まりに繋がる、といった具合に、水平的な成長があったうえで垂直的な成長に繋がるのではないかと考えます。
次回は垂直的成長について詳しくみていきます。
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