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第1回 最強のはなしかたとは?
「最強のはなしかた」とは?
ズバリ。
「再現性」です。どんなときでも、誰が相手でも一定のクオリティを保つことです。
好きな人や気の合う人にだけ「うまく」話せるのではなく、嫌いな人や苦手な人にも「同じ」ように話せることです。
つまり「再現性」というわけです。
ワタシは一般企業の営業マンから吉本興業に移籍し、お笑い芸人と相対したとき、一番感銘を受けたのがこの「再現性」でした。
あたりまえ
第2回 キャラクターマネジメントを行なう。
1回目で「マインド論は信用しない」と書きましたが、「マインド的」な要素がひとつだけ必要です。
それは「自分のキャラクターを理解し、マネジメントし、他人の印象をコントロールする」ということです。
「自分のキャラクターをひとことで?」
こう尋ねられら皆さんはどう答えますか?
陥りがちなのは「自分のなりたいイメージ」をキャラクターに置いてしまうことです。これが大きな間違いでここで失敗する人が実に
第3回 「時間をコントロールして間をつかむ。」
「時間」は「はなしかた」において最も重要なファンクションです。
「時間」をコントロールできるとできないでは大きな差があります。
しかも、誰でも簡単にトレーニングできて確実に身につけることができます。
今回はこの「時間のコントロール」の重要性とトレーニング方法について考えていきたいと思います。
まず認識しておかなければならないこと。
★時間=人の価値=安心、信頼ということです。
この
番外編 お笑いの傾向
「ワイルドだろ~」
2012年の流行語大賞を獲得したスギちゃん。
最近はすっかり見ませんね。。
ここ数年のお笑いのひとつのパターンです。
「笑いをとる」というよりは「認知」させるという手法。
コマーシャル芸です。
わかりやすい「決め台詞」を繰り返すことによって、記憶に刷り込み、その記憶が反射的に「ギャグ=おもしろい」と成立させる手法です。
なる限り、決め台詞まではシンプルでリズム感が
第4回「地頭を鍛える。」
「プラス思考」というのは「マインド」ではないのか?
そういう疑問を持たれた方もいらっしゃるでしょう。
さにあらず。
マインドでなく「思考」の法則です。
「気持ち」とか「考え方」ではなく、思考の「基礎体力」のようなものです。
「はなしかた」の中で重要なことのひとつとして「瞬発力」「判断力」「応用力」があります。
聞き手の反応を吸い上げて柔軟に対応する能力です。
皆さんが頭に浮かべる
第5回「イメージ力ではなしかたに説得力を加える」
イメージ力といわれるとやはり「漠然」としていますね。
イメージ力といっても使うのは「再現」というテクニックひとつです。
よく営業なんかで聞かれる「貴社の強みは?」なんて質問がありますね。
答えとしては「価格が安い」とか「補償制度」ですなどと答えると思います。
そして、その「低価格」とか「補償制度」とかが「なぜ」強いかという理由をエピソードとして付け加えると思います。
曰く
「
番外編「上田晋也さんのはなしかた」
最近、ワタシが「はなしの達人」と思う人は上田晋也さんです。(ワタシ以外ももちろん)
司会者としての仕切りのうまさ、コメントの的確さ、いずれも天下一品だと思います。
単純にうまいというだけでなく、上田さんは「お笑い芸人」として異質な点があります。
それを語る前に漫才の仕組みについて少しお話したいと思います。
上田さんのホームグラウンドであるお笑いコンビでは、相方の有田さんが「ぼけ」、上田さん
番外編「孫正義さんのはなしかた」
ビジネスの世界で「はなしの達人」でワタシが真っ先に思い浮かべたのが孫正義さんでした。
ビジネスの世界の「はなし」といえば「プレゼンテーション」になります。
大企業の代表ともなれば「プレゼン」の場といえば「事業説明会」「カンファレンス」といういわば「舞台」ともいえるスケールになります。
孫さんが「凄い」と思うのはこの大きな舞台での「はなしかた」です。
孫さんは単なる「報告」「発表」にとどまら
第6回「他人の経験を自分のものにしてはなしに深みをもたす。」
今回は他人の経験を自分のものにして話題や知識を豊富にしてはなしに「深み」を持たすということがテーマです。
少し今までのトレーニングとは違って応用編的なものになります。
そもそも
われわれは自分ひとりで経験できることは限界があります。その足りない部分を「情報」として「本」や「インターネット」や「他人の話」などから補完するわけです。
問題はその得た「情報」=「知識」をいかに「使う」かです
番外編「スティーブジョブスのはなしかた前編」
「最強のはなしかた」は基本的に「日本語」をベースにしているのですが、
前回ビジネスにおける「はなしの達人」で孫正義さんをとりあげたので、
どうしてもこの人のことを書きたくなりました。
そう。
世界最高のプレゼンテーターと称されたあのひとです。
スティーブジョブズ。
1分話せば36億円稼ぎだす。なんて伝説がまことしやかに伝えられるほどのプレゼンの天才です。
スティーブジョブズのプレゼンにま
番外編「スティーブジョブズのはなしかた後編」
スティーブジョブズのプレゼンはアドリブに見える部分も実際には非常に綿密に練り込まれた「シナリオ」であるということは有名です。
この事実はいくつかのスティーブジョブズのプレゼン本にも出てきます。
スティーブジョブズは異常と思われるくらい、プレゼン(カンファレンス)のリハーサルを行ったと言われています。
照明のタイミングやスライドの出るタイミングや椅子や机のような舞台装置に至るまで徹底的にこだわ
第7回 「最強の自己紹介トレーニング」
さて。
このコラムも残すところあとわずかとなりました。
前回、はなしの達人のコラムでとりあげたスティーブジョブズのプレゼンに近づくためのトレーニングをここで紹介したいと思います。
トレーニングの根本は、
「反復」×「修正」×時間(回数)です。非常にシンプルなトレーニングですが、その分、かなりの集中力を要します。
このトレーニングは日々やるというより、一気に集中してやった方が効果のある
番外編「研修での活用事例」
ワタシは年間、かなりの数の研修を行いますが、丁度、今回は第7回で紹介した「最強の自己紹介トレーニング」の応用版を大手生命保険会社の営業所長さん向けの研修で行いましたので、少しご紹介を。
題して「最強の営業シナリオトレーニング」です。まず、50名ほどの受講者を5チームにわけて、ある商品の営業シナリオを話し合ってつくってもらいます。
それを各自で再編集し直します。
そして、10回音読して、手直し