#762 ピークを作る人は2流(社内共有用文章)
どうも!バリスタ店長です!
このブログでは
カフェの店長として働く私『バリスタ店長』が、"次世代の若者の良き踏み台になりたい"という想いのもと、自らの経験や失敗から得た気づきや学びをたくさんの人に伝えるためにアウトプットしています。
日々店長としてやっていく中で遭遇するトラブルや難題課題にどう立ち向かっていけばいいのか?というお話をメインに、昨今の業界情報、たまにバリスタらしくコーヒーの話なんかもしています。
というわけで今回は「ピークを作る人は2流」というテーマでお話ししていきます。
今回は備忘録も兼ねて、自分がチームのメンバーに共有した文章をそのまま載せております。
僕が見ているモーニングビュッフェのチームは精鋭揃いで、仕事ができる人たちばかりです。
ただ、物理的なスピードはあるものの、効率化に関しては改善の余地があり(伸び代がある)、そこら辺をもっと頑張ってほしいな〜という思いを込めてメッセージを送っております。
非常に長い文章で、「こんなに長い文章誰も読まないよ😂」と言う人もいますが、読まない人は読まないでいいと思っています。
読まない人は読まないけれど、成長したいと思っている人は読む文章でして、僕は基本的に成長したい人だけが読めば良いと思っているし、そういう人が残って成長できる環境を作りたいと思います。
それにこういう責任者の理念がかった文章を共有することは、チームの判断軸の醸成につながるので、日頃から行わなければならないことです。文章力も鍛えられますし、ぜひお勧めしたいタスクではあります。
部下に自分の考えをインストールしておけば、自分がいないときに適切な判断ができるきっかけにもなり得ますし、勝手に成長してくれる仕組みにもなります。
うちうちの話なのでわかりにくいところもあるかもしれませんが(途中文章の構成が破綻してたりします)、共有の参考になればと思います。
以下、共有した文章です。
お疲れ様です!
先月シフトに入った時に思ったことです。
みなさん予想以上の動きで、食数的に「洗い場に加え色々とフォローしないといけないかな〜」なんて思っていたのですが、全然そんなことはなかったです。
僕が出勤しなくても回せていたのではないかというくらいでした。
なかなかの成長っぷりに度肝を抜かれ、心底すごいと思いました!!
さすがっす🙌
と、褒めるだけで終わると勿体無い気がするので、これからの伸び代についても書いておきます。
長くなるので時間ある時に読んでくださいね。
ポイントは効率化と先読みです。
物理的なスピードはなかなかのものでしたが、この点はもっと改善していけると思います。ある程度やっている部分ではあると思いますし、できてないことはないのですが、もっともっと試して動いていいと思います。
具体的なことはあえて言いませんが、自分、スタッフ、お客様の動きと現場の状況の5分、10分、30分先を想像して、状況がどうなるのかを予測してください。
その時に起こるであろう懸念を予測し、その懸念を払拭するためにあらかじめ手を打っていくことが大事です。
「同じタイミングで料理がいくつもなくなるかも」と予測できたら、それを防ぐために手を打ちましょう。
「チケットの受付に1人取られて手が開かなくなるかも」と予測できたら、チケットの受付に1人取られてもいいように準備しましょう。
以前からよく言いますが、ピークを作ってはいけません。
ピークを乗り越えるのはかっこいいですが、個人的には余計なピークを作ってしまうのは二流のすることだと思っています。
事前にピークを防ぎ、何事もなかったかのようにサラリとこなしている人が一流です。
僕はピークを作らないようにするために、ピークの前に全力で動きます。自分に余裕があれば、まだ7割くらい入っていたとしても、ジュースを補充したりします。30分後にこの補充が効いてくるかも、と思って動きます。
ピークになるとみんなせわしなく動かなくてはいけません。
というわけで、せわしなく動く時間を減らしていくことが大事です。
なので、とことん自分達が動かなくていいような計画を立ててください。
料理台との往復を一回でも減らしてください。
11時(閉め時間)より早く上がることができるようにスケジュールを立ててください。
個人で動いてもあまり意味はないので、コンビネーションを考えて、チームワークを生かして動いてみてください。
チームスポーツをやっていると思ってもらって構いません。
そのために料理の盛付けの量を調整したり隙間時間を活用して翌日の準備をしたり、人を効率的に動かしてみてください。
ちなみに僕はシフトに入った時、閉めが終わるところまでを想像してどう動くかを決めています。
こういう効率化のための思考の流れは、飲食に関わらず役立ちます。
論理的に、時に批判的に考えることはすごく重要で、思考力がある人はどの業界に行っても活躍することができます。
ほとんどの人が仕事において労働の対価をお金に求めがちです。時給で働いていると尚更だと思います。
しかしお金を1番大事にしていると長期的に見て損をします。
そんな中で1番追い求めるべきは自分がどんな価値を生み出したかと自分自身が成長できたか?です。その成長が会社の理念に沿ったものであればお客様は喜んでくれますし、喜びが大きければ大きいほど報酬も比例して大きくなります。
とにかく成長を追い求めて、仕事で成果を出し続けてください。
とはいえ結構難しいパターンもあると思います。
こういう場合はどうしたらいいんだろう!?と思ったら一旦自分で考えて、それでもわからなかったら聞いてもらって構いません。
でもできるだけ、脳みそに汗をかいて考えまくってください。
思考体力を身に付けることができるように。