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苦しい努力をせずに目標達成をする方法②



こんにちは!


今回も前回に引き続き、苦しい努力をせずに目標達成をする方法をお話ししていきます。

今回も要約をかねてお話ししていきます。


池田貴将著「未来記憶」



さて、前回の投稿でこんなことをお話ししました。

目標に対する意味づけをポジティブなものにできれば、その目標に対してプラスの感情を持ってのぞむことができ、成果も出やすくなります。逆にネガティブな意味づけをしてしまうと、目標に対してネガティブな印象を持ってしまい、嫌々目標に取り組むことになります。モチベーションはおろか、集中力も思考力も発揮できなくなりますので、生産性を全く発揮できず、メリットはほとんどありません。

今回はどのようにして目標にポジティブな意味づけを行うのかを見ていきましょう!



三種類の意味づけの素を理解しよう


それでは、目標に対する意味づけはどのように行えばよいのでしょうか?

もちろん、ネガティブな意味づけを行ってしまえば、苦しい目標になってしまうので、ポジティブな意味づけを行う必要があります。

しかしその意味づけは、自分の頭の中にある三つの箱に入った記憶に影響を受けていると本書に書かれています。

そしてその三つの箱に入った記憶は「三種類の意味づけの素」とも書かれています。


その三種類の意味づけの素とは

①過去記憶

②現在記憶

③未来記憶

です。

まずは、それぞれの記憶について理解していきましょう!



①過去記憶

過去の記憶の事です。良い思い出もありますが、より強く記憶に残るのは嫌な思い出で、その嫌な思い出が現在の行動を縛ることに繋がりやすく、マイナスに作用することが多いです。

特に、目標設定などのチャレンジングな内容を決定する際には、過去の失敗経験を引き合いに出して、コンフォートゾーンにとどまるようにはたらきかけてきます。

「◯◯ができなかった」や「◯◯で失敗して怒られた」みたいなマイナスな記憶が残りやすく、現在の行動を縛ろうとしてきます。


②現在記憶

過去記憶よりもネガティブ度合いは少ないものの、ネガティブに作用する事が多いです。

これは記憶というよりも思考的な感じなのですが、目標達成に向けて進もうとしている時に「そういえばあれを先にやらなきゃ」や「いろいろとやらないといけない事があるから、今これをやる時間がないなあ」などと考え始め、行動を阻害してきます。


③未来記憶

三つの中では一番ポジティブな要素が多い記憶です。

「いつか◯◯したい!」や「これをやれば◯◯になれる!」てきなポジティブな未来をイメージした記憶で、行動につながりやすいポジティブなものが多いです。



このように三つの記憶があり、どの記憶を使って目標の意味づけを行っているかでどんな感情が出てくるかが決まってきます。

上記にもありますが、未来記憶で意味づけを行うのが一番ポジティブになるので、いかにして目標に対する意味づけを未来記憶で行うかが重要です。



未来記憶を増やしていく方法


多くの人は過去の経験に縛られているため、何か前に進もうとした時に過去記憶によってブレーキがかかります。

三つの記憶のうち、過去記憶の占める割合は70%以上にもなり、対する未来記憶は意識して作らない限り、なかなかデフォルトで使える人はいません。

しかしこの未来記憶は、質問を投げかけることによってどんどん増やすことができます。

例えば、前回投稿した、掃除がめんどくさいと思っている人の例でいくと、このように質問を繰り返していくことになります。

掃除をしたらどうなる?→部屋がきれいになる。

→きれいになったらどうなる?→もっと集中して本が読める。

→本を読めたらどうなる?→今までにないアイデアがひらめく。

→アイデアがひらめくとどうなる?→市場価値が上がる。

→市場価値が上がるとどうなる?…

こんな感じでどんどん質問を投げかけていきます。感情が動くまで質問を投げかけ続けることが重要です。

すると、ポジティブな未来記憶がどんどん増えていき、いずれ過去記憶の数よりも未来記憶の数の方が多くなります。そこまで未来記憶の数が増えると行動を起こす理由は十分に揃っているので、「やらなくちゃいけない」が「早くやりたい」に変わるのです。



未来記憶を増やすことのメリット


未来記憶を増やすことで目標に対して前向きになり、成果も出やすくなりますが、それ以外にもメリットがあります。

それは、目標を2倍早く達成できるというものです。

過去記憶の意味づけだけだと、目標がプレッシャーになりすぎて、辛く苦しい中目標に向かって進まなければなりませんが、未来記憶によって意味づけができれば早く達成したいというワクワクできるような目標になります。

当然、後者の方が立ち止まる時間も思い悩む時間も少ないため、よりスピーディーに目標達成に向けて突き進むことができ、目標を2倍早く達成できるわけです。



過去記憶と現在記憶にとらわれずに、未来記憶で進んでいこう


過去記憶と現在記憶にとらわれている人は、人生自体をネガティブに捉えがちです。しかし、人生そのものがネガティブというわけではなく、自分の中の意味づけによって人生をネガティブにしているだけなのです。

人生には幸せな面もあれば不幸な面もあります。そのどちらを見るかは見る人次第なのです。

人生をネガティブに捉えてしまっては、前向きに動けず、チャレンジもできず、成長できないので、どんどん厳しい状況に追い込まれていきます。

あまりにネガティブになると周りも辛くなってくるので、未来記憶を駆使して、目標をはじめ、人生に対してもポジティブに向き合い、幸せで充実した日々を送っていきましょう!



それでは今回はこのへんで!

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