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働く理由を聞かれたらどう答えればいいのか?

こんにちは!


みなさんはなぜ働くのか?と聞かれたらどう答えますか?

以前も似たようなお話をしましたが、理由は人それぞれだと思います。お金のため・成長のため・市場価値を上げるため・なんとなく…などなど、理由は様々でしょう。



なぜ働くか?の目的をてきとうに決めたら意味がない


しかし、その理由を深掘って考えたことはありますか?

理由は言い換えると目的であり、適当に取ってつけたような理由だと行動に結びつかないので、理由というか言い訳に近い、うすっぺらい感じになってしまいます。

目的が具体的で明確であればあるほど、目的を達成するための目標の設定も的確になってきますし、目標を達成するための行動目標もわかりやすく具体的なものになっていきます。

例えば、働く目的が「仕事で成果をあげたい」の場合、成果をあげるために何を頑張るのかが明確になりづらいですよね?

この目的を「地域で◯◯%のシェアを獲得し、ナンバーワン企業になりたい」と定義します。すると、自社の強みはどこにあり、どの部門でシェアを取れる可能性があるのか?シェアを取るために何をすればいいのか?などなど、目的が具体的であれば、その目的を達成するための目標も具体的に明らかになっていきます。



私の働く理由


例えついでに私の働く理由をご紹介しようかと思います。私の働く理由は

仕事の本質を理解し、理解するためのスキルやノウハウを体系化する。そのスキルやノウハウを学べる環境を作る。

です。

分かりやすく言うと、仕事や学びの本質的な面白さを感じることができる環境を作りたいなと思っています。結果として市場価値の向上、年収アップにつなげ、人生の幸福度を高めることができる環境を作りたいと思っています。

人生の幸福度なんで言うとちょっとスピリチュアルというか、宗教感が出てきますが、そういう部分ではなくロジカルに考え抜かれたものです。なぜなら、仕事を楽しめれば、適度なストレスや失敗に対して前向きに向き合うことができるようになります。前向きに向き合うことができれば、失敗から得ることができる学びの量も増えるので、成長の機会もその分増えていきます。



なぜその働く理由が生まれたのか?


働く理由を〜なんて偉そうなことを言っていますが、もともと自分の中にこのような目的があったわけではありません。最近まで特に何も考えず、場当たり的に働いてきました。しかし、これまで飲食で13年ほど働いてきましたが、仕事を通して様々な経験や葛藤を繰り返すうちに、自分の働く目的が出来上がってきました。


大きな要因としては2つあります。

それは

①飲食業界のリスクの大きさ

②人材育成ではなく老害育成のシステムが構築されている

です。一つ一つ見ていきましょう。


飲食業界のリスクの大きさ


飲食に限らず肉体労働系全般に言えることなのですが、この業界に勤めていて一番危ないなーと思ったのはこの部分です。特にうちはカフェ業態で、専門料理店のように一流の調理技術を習得できるわけではありません。なによりも潰しがきかない職業だなと感じます。

特に今回のコロナショックを受けて特に飲食業界の脆弱性を感じることになりました。一度飲食という職を失ってしまうと、残されたスキルが少ないため、再就職先が限られてしまいます。結果的に安い給料でしか雇ってもらえず生活水準を落とさざる得ません。

場合によっては就職先が決まらず、鬱になって自殺してしまう人もいました。

飲食業界のリテラシーの低さは以前からお話ししていますが、肉体労働の側面が強い飲食においては知識労働に必要なビジネススキルの習得チャンスが少ないのです。

調理技術や接客技術だけしか習得できないことが多く、せいぜいマーケティングや打ち出し(VMD)などの知識をかじるくらいだと思います。



人材育成ではなく老害育成のシステムが構築されている


二つ目に感じたのは大人の老害率が予想以上に高いというもの。

大人の老害率が高いということは、老害の意見が多数を占めることになり、それが常識と化してしまいます。その常識に影響された子供たちがまた老害化していくという流れが出来上がっています。人材育成のシステムを構築する前に、老害育成のシステムがいつのまにか整備されていたわけですね〜


また、管理職として色々な大人を見てきた中で、驚くほど大人って少ないのです。

ほとんどの大人は中身が子供のまま体だけが大きくなっているような感じで、逆コナンって感じです。知識量は増えているものの、精神面での成長がほとんど見られず、むしろ子供の時よりもバイアスや執着にとらわれて影響力だけはあるもんだから余計に厄介な存在になっていると感じます。



自分の中のニーズを見つけることで目的が明確化する


これら二つの要因により、若者の育成が全く進まず、老害の無限ループが繰り返されていると気づきました。そして、これではいかん!と仕事の本質を理解し、理解するためのスキルやノウハウを体系化する。そのスキルやノウハウを学べる環境を作らなければ!と思ったのです。

自分の中で課題を見つけ、解決したいというニーズが生まれた時、同時に目的も作られました。


この目的を設定してからは自分がそこから何をすべきかが明確になりました。自身の挫折の経験も踏まえて、部下が学べる環境と、学ぶためのマインドセットの習得ができる環境を社内で作るために、まずは自身が学びを実践しています。

みなさんも自分の目的を明確化して、人生の幸福感を高めることができるよう、人生を見直してみましょう。


それでは、また!

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