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[実体験] 指摘ができない管理職の部下は怠慢になり上司をなめる

こんにちは!



最近フィードバックの技術についてまとめていますが、管理職が絶対に学ぶべきと銘打っております。他にもマネジメントの技術はいくつもありますが、なんで知名度が低いフィードバックをやらんといかんの?という声もあるかもしれません。


なぜフィードバックが必要だと思うのか、実体験を踏まえてお話ししていきたいと思います。

僕は飲食店で管理職をやっているんですが、その時フィードバックが行えないことでスタッフとの関係性が非常に悪くなり、店を最悪の状態にしてしまいました。



怒るのが怖くて指摘できなかった


僕はもともと怒れないタイプだったので、その分人に指摘をするのも非常に億劫でした。今考えると言い返されるのが怖かったり、相手を悲しませたりするのが嫌だったんだなと感じます。

もともと若い頃に精神を病んでいたからか、他人の気持ちには非常に敏感になっており、相手の反応を気にし過ぎてしまうクセがあります。自分の言動が他人にどう影響を与えるか?ということに関してもいちいち相手の反応をネガティブに予想してしまうので、なかなか行動に移せない自分がいました。


そんな僕は当時フィードバックに技術があるなんて思ってもいませんで、その時流行っていたコーチングの技術の表面だけをさらりと勉強し

「これ、怒らなくていいからめっちゃいいやん!!」

と、都合のいいように解釈して早速使い始めるわけです。



コーチングを自分のいいように解釈


これからの時代はコーチングだ〜!と期待に胸を躍らせ現場で自分なりに実践していました。その時の気持ちを今でも覚えています笑

当時自分が思っていたコーチング理論とはこうです。

・怒ると相手が萎縮して本来のパフォーマンスを発揮できないから怒らない

・感情的になって怒らない

・ミスをしても話を聞いてから指摘するかは判断する

・相手を肯定してモチベーションを高めて仕事をやるきにさせる


これ、コーチングなのか?というくらい非常に偏った見方をしていました笑


いざ実践していくとチームの雰囲気はどんどんおかしくなっていくわけです。原因は複雑に絡み合っていたため、当時の会社の組織的な部分の問題もありましたし、スタッフにも問題はありました。

おかしいな〜、、うまくいかないなあ〜、、と思いながらも僕は必死にコーチングを行うわけですが、おかしなことにスタッフが徐々に自分に対して横柄になっていきます。。。なんかなめられているみたい。



エスカレートしていくスタッフの怠慢


スタッフはどんどん横柄になっていきます。

・お客様やスタッフ、会社に対する批判、愚痴を客席で大声で話す

・自分を通り越して会社の報告書に僕への文句を書く

・僕の部下社員からの手紙を笑いながら破り捨てる

・極めて他責思考で、自分で考えない

・感情をあらわにする(注意するとイラっとした顔をされる)

などなど、書き始めたら枚挙にいとまがありません。


もういじめかこれは?というくらいの荒れようでした。薄っぺらいコミュニケーション力しかない自分が、逃げとしてコーチングを使っていたことで起きたこの状況。

結果として自分の行動もどんどんおかしくなっていき、売り上げも下げ、店舗をボロボロにして移動になり副店長に降格になるわけです。


こちらにその時の状況を書いているので、もしよかったらご覧ください。



結果、何が足りなかったのか?


何が足りなかったかというと


やはり、フィードバックの技術を知っていればよかったなと感じます。


結局僕はスタッフに対して的確で正確な指摘することが最後まで出来ていませんでした。自分のコミュニケーション能力が低かったこともありますが、スタッフの行動に対して早い段階で指摘を行い、ベクトルの誤差を修正していくことができず、チームをバラバラにしてしまったんです。


もちろん、その他の技術も同じくらい大切です。思考力や会話力、傾聴力、業界に関する知識、自分の持っているビジョン、組織論などなど、色々と足りなかったものはあると思います。

しかし、バブル崩壊から現代の組織構造の変化に至る過程において、部下を育てることは非常に難しくなっています。

そんな中で自分のように悩んでいる管理職の方も少なからずいらっしゃると思います。


ぜひフィードバックの技術を学んで、自身の市場価値を上げていくと共に、より結果を出し、生き生きと楽しく毎日を送っていけるようなきっかけとしていただけると嬉しく思います。


それでは、今回はこの辺で!

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