苦しい努力をせずに目標達成をする方法①
こんにちは!
会社に所属していると目標設定は避けて通れないと思いますが、目標ってどことなくプレッシャーに感じる気がしますよね。
会社において「目標」というと「ノルマ」というイメージもあり、目標を達成することが、辛く苦しいことだと思っている人も多いかもしれません。
しかし、そのように目標に対してネガティブな印象を持っている人は、目標設定の仕方を間違っているかもしれません。目標に対してネガティブに向き合ってしまうと、体が拒否反応を起こしてしまい、全力で目標に向けて進むことができず、達成できない、もしくは成果が十分に出せなくなります。
しかし、世の中には目標を楽に楽しみながらこなしていく人も存在しており、そういう人は達成しやすく、成果も出やすいのです。
今回は、その目標を楽しくしていくためのコツを、本の要約もかねて、お話ししていきます。
参考図書はこちら
池田貴将著「未来記憶」
楽しい目標と、苦しい目標があるのはなぜ?
まずは、なぜ楽しい目標と苦しい目標があるのか?を理解していきましょう。
人によって目標に対してポジティブに向き合う人もいれば、ネガティブに向き合う人もいます。ネガティブに向き合ってしまうと、目標達成が苦しいものになってしまうわけですが、その原因はどこにあるのでしょうか?
実はその原因は目標に対する意味づけが人によって違うところにあります。
意味づけというのはその事象に対して自分がどんな解釈を行うかというものです。目標のみならずあらゆる事象に対して人は意味づけを行っています。
事象をどのように意味づけるかで、モチベーションが変わってくる
本書ではこの意味づけを、掃除が好きな人と嫌いな人の例を使って説明してくれています。
AさんとBさんという人がおり、二人とも掃除して部屋を片付けるという目標があるとします。
Aさんは掃除に対して「めんどくさいなあ…」という感情を持っていました。対するBさんは、掃除に対して「早く掃除をやりたい」という感情を持っていました。
同じ掃除なのですが、二人の掃除に対する姿勢は全く違います。さて、なぜ二人の間で掃除に対してこのように姿勢の違いが出てくるのでしょうか?
それは、Aさんは掃除に対して「時間がかかる事」や「やってもまたちらかるから無駄な事」というネガティブな意味づけをしていたことにより、掃除という目標に対してネガティブな感情を持ってしまっていました。
対するBさんは掃除に対して「部屋が片付いて運気が上がる事」や「部屋がきれいになって気分がよくなる事」というポジティブな意味づけをしており、掃除という目標に対してポジティブな感情を持つことができていました。
その物事がポジティブなのかネガティブなのかは、人それぞれの意味づけによって決まる
このように、ひとくちに掃除と言っても、その掃除をどのように意味づけするかによって、その事象が面倒くさいか面倒くさくないかが決まります。
つまり、物事にはプラス(ポジティブ)の面とマイナス(ネガティブ)の面が共存しており、そのプラス面を見るかマイナス面を見るかは人によって違うし、見ようと思えばどちらの面でも見ることができるのです。
ということは、この世には面倒くさいことは何一つとしてなく、人それぞれの意味づけや捉え方によって面倒くさいかどうかが決まるということです。
感情を味方にできるかどうかが意味づけの鍵
そして、もう一つ重要なポイントとなるのが人の行動を決める要因は、感情であるということです。「好き嫌いで仕事に対するモチベーションを変化させるな!」と怒られそうですが、気合でなんとかなる話でもなさそうです。
人はやりたいことや好きなことにたいしては積極的に動きますが、やりたくないことや嫌いなことに対しては行動を起こそうとしません。
人は、その物事が好きか嫌いかで動くのを決めるので、目標に対して行動を起こせない原因は感情にあり、その感情を作っているのが意味づけなのです。
よって、目標設定においては、目標にどういう意味づけをするか?そして正しい意味づけを行い、ポジティブな感情を味方にできるかどうかが重要です。
目標に対する意味づけをポジティブなものにできれば、その目標に対してプラスの感情を持ってのぞむことができ、成果も出やすくなります。
逆にネガティブな意味づけをしてしまうと、目標に対してネガティブな印象を持ってしまい、嫌々目標に取り組むことになります。モチベーションはおろか、集中力も思考力も発揮できなくなりますので、生産性を全く発揮できず、メリットはほとんどありません。
さて、ではどのようにして目標に正しい意味づけをしていけばいいのかというところですが…
ちょっと長くなってきましたので続きはまた次回お話しします。
次回は目標を意味づけするための要素と、その要素を使いどのようにして意味づけを行うかをお話ししていきます。
それではまた次回、お会いしましょう!