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部下を成長させるための必須スキル〜管理職が絶対に学ぶべきフィードバック実践編〜②

こんにちは!

しばらくぶりです。管理職が知っておくべきフィードバックの技術のお時間です。

参考図書はこちら

フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書) https://www.amazon.co.jp/dp/B06VVQ8V36/ref=cm_sw_r_li_api_3JEPN9H95KSXCSJWH6YQ


前回はフィードバックに臨む上での心構えをお伝えしました。


今回と次回でフィードバックにおいて押さえておくべき8つのポイントをお話ししていきます。

実践する際にこのポイントを抑えているかどうかでフィードバックの効果が変わってきますので、ぜひ確認しておいてくださいね。



①まず脳内予行演習を行う


まず最初のポイントは脳内予行演習を行うです。


フィードバックはブラックスボックスの中で行いますが、その時ついつい自分の悪い癖が出てきてしまうことがあります。
(カッとなりやすい人はカッとなり、動揺する人は動揺します)

今の時代ICレコーダーに録音されていることもあります。
強い口調や変な言い方でパワハラと受け取られるとその録音データをネットに流されてしまう可能性もあるので、気をつけなければいけません。


そうならないためにもフィードバック前の予行演習が必要になってきます。
予行演習とは部下の問題点をどのようなロジックで伝えるか、作戦を立てることです。
集めた情報を元にA41枚にまとめておくと、頭が整理されて体型立てて話すことができます。


相手の言い訳や反論も想定しておくと落ち着いて対処することができるので、想定外を想定内にしておきましょう!



②フィードバックの内容を記録しておく


二つ目のポイントはフィードバックの内容を記録しておくというものです。

フィードバック内で部下が話した内容、また、上司部下間で合意した内容については、発言内容をフィードバック中、または終わってからでもいいので必ずメモしておくようにしましょう。

後々1on1をした時に「〜って言ってたけど、どうなった?」と確認でき、実際の計画と照らし合わせることができます。


また、部下にもメモをまとめてもらうと、部下が面談での話をどのように受け取っているか確認することができるので、こちらもお勧めです。



③耳の痛いことを言った後で無駄に褒めない


指摘によってへこんでしまった部下に対して「色々と言わせてもらったけど、君のその真面目さは買っているんだよ、いつもすごく頑張ってるし、助かってるから」


なんて言っている人は結構多いんじゃないかと思います。

下手に褒めたり労うと、ポジティブな発言の方にスポットが当たってしまい、厳しいことを指摘した効果が薄れてしまいます。

ひどい時は都合良く受け取りすぎてしまい、フィードバックの内容を完全に忘れてしまうこともあります。


また、部下の責任を「会社の方針がこうだからさあ、、、」とか、「上司に言われてね」などと言って、マネジャーが指摘するのは会社に言われて仕方なくなんだよなんて風に言ってしまうのも良くありません。こんなことを言ったら「なんだ、会社のせいなんだな、、じゃあ自分は悪くないんだ!」と部下は都合良く解釈してしまいます。



とはいえ僕はバランスだと思うので、浮上できないほど落ち込んでしまったら、ある程度のカバーは必要だと思っています。



④フィードバックは即時と移行期にこそ行う


鉄は熱いうちに打てと言いますが、フィードバックにも同じことが言えます。

「即時フィードバックの原則」というものがあります。

時間が経ってから指摘しても部下の心に響かないし、トラブルは時間が経つとよりこじれてしまうので、問題が起こったらできる限りすぐにフィードバックを行う必要があります。


また、フィードバックは移行期に聞くということも覚えておいてください。

配置転換や昇進などの役職が変わったタイミングは環境が一転し、精神的に不安定になる一方、外からの声を受け入れて変わりやすい状態にあります。


特に歳をとっていくとカチンコチンに頭が固まってフィードバックで変化させるのは難しいので、タイミングが重要になってきます。この移行期を見逃さないようにしましょう!




さて、今回はここら辺にしておいて、残りの四つは次回お話ししていきます。

それでは、また!

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