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レシピ★チムシンジ 【クスイムン料理】を食べよう!
沖縄の言葉で「クスイムン」という言葉があります。このクスイムンとは、医食同源のような意味合いで、食べたものが薬になるという考え方です。これは、沖縄の長寿や健康を支えてきた基礎となる部分です。
以前にイカ墨汁もご紹介しましたが
こちらもクスイムン料理のひとつです。
チムシンジのチムは【豚レバー】、シンジとは【煎じ汁】を意味し、豚レバーを煎じた料理で、疲労回復や病後の回復などに食べられていました。
■チムシンジ 主な栄養素
主な栄養素は、
●疲労回復や糖質の代謝を助けるビタミンB1、
●赤血球を作り貧血予防の鉄分、
●DNAの合成を助け、ホルモンの合成や分泌、味覚を正常に保つ働きがある亜鉛、
●皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAを含みます。
昔ながらの本格的なチムシンジは、塩分なしで、薬のように煎じ汁のみを飲みますが、少し食べづらいので、にんにくや生姜を加えたレシピをご紹介します。
レバーの下処理をしっかりすれば、スタミナ料理の1品としてもおススメですよ♪
![⑪チムシンジ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54054142/picture_pc_de6721eaf6cb6be99eebe5de31a1ddec.jpg?width=1200)
■チムシンジ 材料(作りやすい分量 4人分)
豚レバー240g
豚肉120g
島人参2本(又は人参1本)
細ネギ(斜め切り)2本
にんにく2カケ辣
生姜2カケ〜
水5カップ
酒20ml
塩小さじ1/2~
■チムシンジ 作り方
1.レバーは一口大に切り、ボールに入れもみ洗いして水を流す。この作業を3回繰り返す。塩(分量外)と水をボールに入れレバーを漬け20分ほど置き、1度水で洗い流し水気をきる。
2.豚肉は一口大に切る。
3.島人参は、縦半分に切り約5㎝長さの斜め切りにする。
4.にんにくはスライス、生姜は生姜汁・すりおろし(トッピング用)にする。
5. 鍋に1.2.3.4.のにんにく、生姜汁、水、酒を加え強火で熱し、沸騰したら丁寧にアクを取り除き、塩を加え弱火で約15分煮る。
6.味見をして味を調整し、器に盛り、お好みで、おろし生姜と細ネギをトッピングする。
■チムシンジ ワンポイント
★レバーの匂いが苦手な方は、作り方1のもみ洗い後、ボールに牛乳(分量外)とレバーを入れ漬けラップをして、1時間ほど冷蔵庫に置き、しっかり血抜きしましょう。
★汁の蒸発具合により味が異なります、味見をして塩分が足りない場合は、プラスして調整しましょう。
![⑫チムシンジ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54054152/picture_pc_9f65725a37744f23116101b3e8c458dd.jpg?width=1200)
食事を薬代わりにしていた
沖縄の昔からの知恵料理の1つです。
お疲れ気味の時は、試してみてくださいね♪