「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる ~マンガ「けんもほろろ」の場合 #2
◆概要
【「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「けんもほろろ」(第1巻)
▶1
本作の主要キャラの1人・霜村(女子高生)。
彼女はいつも明るく元気で、そしてなかなかどうしてアホな少女である。
ある日ふいに、
・Step1:霜村が言った「第4回ドアに挟みたい物発表会~!!」「先生が教室に来た時に、頭の上に落としたい物を発表しましょう」。
・Step2:まずは、言い出しっぺの霜村の番である。彼女は言った「私はやっぱり黒板消しだな!!ベタだけどその存在感は不動!!」。
・Step3:次いで、友人の紺谷が言った「レンガとか良いと思うなー」。霜村が頷く「大打撃かつ現実的だねー」。
最後に、
・Step4:斉藤の番だ。彼女は言った「チワワ」。霜村が叫ぶ「かわいそう!」。
▶2
先生が教室に来た時に頭の上に落としたい物を発表する3人。まずは霜村が「黒板消し」。次いで紺谷が「レンガ」。そして、最後に斉藤が言った「チワワ」。
「チワワ!?(笑)」「『黒板消し』は王道だし、『レンガ』もまぁわかるとして……チワワって何さ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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