泣き叫びながら走っていってしまうキャラ!!|【第7話 携帯電話は着信が少ない_| ̄|○】「僕は友達が少ない」を三幕構成で分析する
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分析対象
三幕構成
ポイント①
本話のストーリーをざっくり整理すると……
・第1幕:小鷹が提案する「皆が部室に集まる時間や、出欠を確認できるようにしないか?」
・第2幕前半:理科の発案で、ケータイで連絡を取り合うことにする → 友達がいないため普段ケータイを使っていなかった小鷹と夜空は、連絡先交換に苦戦する
・第2幕後半(1):2人がようやく交換。大喜びする → 一方、ケータイを持っていない星奈はつまらなさそうな顔 → 夜空が星奈をからかう。星奈は、「夜空のアホー!」と叫びながらどこかへ走っていってしまった
・第2幕後半(2):星奈が小鷹に電話。ケータイの機種名などを問う
・第3幕:星奈がケータイを持って登場 → 夜空が、再び星奈をからかう。星奈は「夜空のバカー!」と叫びながらどこかへ走っていった → だがすぐに戻ってくる。小鷹が慰めてやる → そんな2人を見て、夜空は嫉妬する
ポイント②
<1>
本記事で注目したいのは、【夜空にからかわれた星奈が、「夜空のアホー!/バカー!」と叫んで走っていってしまう】という場面。
星奈のアホかわいさが凝縮された名場面です。
ちなみにこれ、第3話や第5話にもそっくりな場面があります。そして本話では、2度登場する(第2幕後半と第3幕)。
「お約束のやりとり」と言っていいでしょう。
<2>
ところで、【からかわれたキャラが泣きながら走っていってしまう場面】と聞くと、誰かを思い出しませんか?
……そう、「ドラえもん」ののび太!
ジャイアンにぶん殴られたり、スネ夫に意地悪されたり、しずかちゃんが出来杉とデートをしたり、ママや先生に説教されたり。何か嫌なことがあると「ドラえも~ん!」と叫びながら走って帰宅する。
お約束ですよね。
ただし、星奈の家が大富豪であることを考えると、のび太よりもむしろ【ジャイアンにいじめられ、「ママ~!」と叫びながら帰宅するスネ夫】の方が比較対象として適切かもしれません。
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(担当:三葉)