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嘘・作り話が下手すぎる ~マンガ「ひとりぼっちの○○生活」の場合

照代先生「(避難訓練中にも関わらず緊張感のない生徒たちを見て)これでは訓練にならない」「担任としてなんとかしないと!」

照代先生「皆さんしっかりしてください。これは訓練ではありません。なぜなら――放火したのは私です!」

マンガ「ひとりぼっちの○○生活」(第3巻)




◆概要

【嘘・作り話が下手すぎる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「ひとりぼっちの○○生活」(第3巻)

▶1

本作の主要キャラの1人・照代(若い女性)。

彼女は、中学校の教師である。


ある日の授業中、

・Step1:ふいにサイレンが鳴り響いた。次いで教室のスピーカーから「火事です火事です!」「3階男子トイレから火災発生!」

・Step2:緊急事態である!――が、生徒たちには緊迫感がない。「あー、避難訓練か」「だねー」と呑気に語り合っている。


それを見て、照代先生はハッとする。

・Step3:せっかくの避難訓練だというのにこの緊張感のなさ!

・Step4:照代先生は生徒想いのまじめな教師だ。ゆえに彼女は危機感を覚えた「これでは訓練にならない」「担任としてなんとかしないと!」

・Step5:かくして照代先生は叫んだ「皆さんしっかりしてください。これは訓練ではありません。なぜなら――放火したのは私です!」


▶2

照代先生は生徒想いのまじめな教師だ。ゆえに、避難訓練にも関わらず緊張感のない生徒たちを見て、これはいけないと危機感を持った。

かくして彼女は叫んだ「皆さんしっかりしてください。これは訓練ではありません。なぜなら――放火したのは私です!」。


「生徒のことを想って知恵を絞ったのだろうけれど……その嘘はどうなのよ(笑)」「どうせ嘘をつくにしたって、もうちょっと上手い嘘があると思うよ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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