「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる　～ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（シーズン2）の場合

ペニー「（イライラして）まったく！ロスに来てもう2年になるっていうのに、まだ1度もお芝居の仕事に就けてない！何も成し遂げてないの！昇給もしてないし、セックスだって半年間してない！いまなんか階段上がってたらハエが口の中に飛び込んできて食べちゃったし！」

ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（シーズン2の第3話）

◆概要

【「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（シーズン2の第3話）

▶1

本作の主要キャラの1人・ペニー（20代前半の女性）。

彼女は、

・Step1：アメリカの田舎出身だ。

・Step2：いまはロサンゼルスで1人暮らしをしている。仕事はレストランの店員。女優になりたくてオーディションを受けるなどしているものの、なかなか上手くいかないようだ。

ある日いろいろあって、

・Step3：ペニーはひどくイラついていた。普段は明るく快活な彼女がイライライライラ……。

・Step4：というわけで、ペニーは友人に向かって叫んだ「まったく！ロスに来てもう2年になるっていうのに、まだ1度もお芝居の仕事に就けてない！何も成し遂げてないの！昇給もしてないし、セックスだって半年間してない！いまなんか階段上がってたらハエが口の中に飛び込んできて食べちゃったし！」。

▶2

いろいろあってある日、ペニーはイラついていた。かくして彼女は叫んだ「まったく！ロスに来てもう2年になるっていうのに、まだ1度もお芝居の仕事に就けてない！何も成し遂げてないの！昇給もしてないし、セックスだって半年間してない！いまなんか階段上がってたらハエが口の中に飛び込んできて食べちゃったし！」。

「①お芝居の仕事は回ってこないし、②レストランの給料は上がらないし、③セックスもしていない。そして……『いまなんか階段上がってたらハエが口の中に飛び込んできて食べちゃった』って、話のスケールが急に小さくなったな（笑）」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。

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