「銭湯で石鹸などを壁越しに貸し借りする」に憧れる

瑞希「何だかおふたり、もう夫婦みたいですね♥」

アニメ「バカとテストと召喚獣」（第6話）

◆概要

【「銭湯で石鹸などを壁越しに貸し借りする」に憧れる】は「温泉、大浴場、銭湯」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：アニメ「バカとテストと召喚獣」（第6話）

▶1

翔子（高校2年生）が男女数人の友人と共に銭湯に行った時のことだ。

体を洗っていると、男湯から声が聞こえてきた「おーい、翔子！シャンプーを貸してくれー！」。声の主は雄二である。翔子と雄二は幼馴染であり、それゆえに気軽に声をかけてきたのだろう。

翔子は小型のシャンプーを壁越しに放り投げた。

▶2

すぐに「サンキュー！」という雄二の声が返ってきた。

一方、翔子は自らの石鹸を見つめる。そして、まだ十分に残っているにも関わらず「雄二、石鹸を貸して」と声をかけた。

……じつは、翔子は雄二に恋をしている。

要するに彼女は「石鹸などを壁越しに貸し借りする」というフォークソングに出てくる夫婦のようなことがしたくて、「石鹸を貸して」と声をかけたのである。

間もなく「ほらよ」。雄二の声と共に壁の向こうから石鹸が飛んできた。翔子はそれをキャッチ、そしてじっと見つめる。翔子の頬が赤らむ。一体何を妄想しているやら……。

そんな翔子を見て、友人の瑞希は微笑んだ「何だかおふたり、もう夫婦みたいですね♥」。

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