女湯に紛れ込んでしまった男性キャラがサウナに逃げ込むものの、なかなか脱出できずに死にそうになる
◆概要
【女湯に紛れ込んでしまった男性キャラがサウナに逃げ込むものの、なかなか脱出できずに死にそうになる】は「温泉、大浴場、銭湯」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「ぼくたちは勉強ができない」(第5話)
▶1
ここでは、「女湯に紛れ込んでしまった唯我成幸(主人公、高校3年生)がサウナに逃げ込むものの、なかなか脱出できずに死にそうになる」というエピソードをご紹介したい。
・Step1:成幸ら3年生は、2泊3日の学習強化合宿に来ている。
・Step2:成幸と緒方理珠(同級生)は、ひょんなことから先生に叱られた。そして罰として大浴場の掃除を命じられた。
・Step3:成幸と理珠が女湯を掃除していると……更衣室から女子生徒たちの声が聞こえてきた。2人は驚く。一体なぜ!?
・Step4:じつは、理珠が「清掃中」という札を入口にかけ忘れていたのだ。
・Step5:女子生徒たちはあっという間に下着姿になった。成幸は顔を青くする「どどどどっ、どうしよう!」。
・Step6:一方、理珠は冷静だ「ここは私が何とかします!唯我さんはひとまずサウナに隠れてください!」。おお、頼もしい!
・Step7:成幸はサウナに逃げ込んだ。ここで大人しく待っていよう。賢い理珠のことだ、上手く対処してくれるに違いない。
・Step8:ところがである。理珠は女子生徒たちに言った「みっ、皆さん!サウナはとても熱いので入ってはダメですよ!」。成幸はひっくり返りそうになる。何それ!?そんなこと言っても、皆言うこときくわけないよね!?ちっとも解決にならないよね!?……そう、一見すると理珠は冷静に見える。しかしじつは彼女も気が動転しており、まともな判断を下せなくなっていたのだ。
・Step9:というわけで、女子生徒たちが大浴場に入ってきた。さらに、文乃とうるかは「一緒にお風呂に入ろうよ」と理珠を素っ裸にしてしまった。
・Step10:文乃とうるかがサウナにやってきた。理珠も後を追う。
・Step11:サウナの中、成幸はベンチの下に隠れた。文乃、うるか、理珠はそのベンチに腰掛ける。
・Step12:成幸は激しく緊張し、動揺する。また、サウナにとどまるのもそろそろ辛くなってきた。体の限界が近い。彼は祈る「緒方、何とかしてくれー!」。
・Step13:だがその頃、理珠は一切頭が回っていなかった。何を隠そう、彼女は成幸に恋心を抱いていたのだ。ゆえに「唯我さんが下に……。私……その上で……裸……」とパニックを起こしていた。
・Step14:その後、成幸は隠れていることが露呈しかけるなどピンチを迎える。しかし最終的には、察しがよくて機転も利く同級生・紗和子が成幸の存在に気づき、手を貸してくれた。かくして彼は女湯からの脱出に成功したのだった。
▶2
本エピソードの特徴を整理しておこう。
・特徴1:男性キャラ(成幸)は被害者である。女性キャラのミスが原因で女湯に紛れ込んでしまったのだ。
・特徴2:女性キャラの中に協力者(理珠)がいる。ゆえに、女湯からの脱出は容易に思えた。ところが彼女はポンコツだった。その結果、男性キャラは苦境に陥る。
・特徴3:物語の大半がサウナの中で進行する。
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