定型句・定型表現の使い方がおかしい/間違っている/独自改変している ~マンガ「てーきゅう」の場合
◆概要
【定型句・定型表現の使い方がおかしい/間違っている/独自改変している】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「てーきゅう」(第7巻)
▶1
本作の主人公はユリ(女性、高1)。
彼女は高校入学後、テニス部に入部した。
ところが……テニス部にいたのは常軌を逸した先輩ばかりだった!ラケットを握ることはほとんどなく、訳のわからぬ騒動を巻き起こしてばかりいる。ユリもあっという間にそのペースに巻き込まれ、奇想天外な高校生活を送ることになった。
ある日のことだ。
・Step1:ユリたちは、木の上の方で「ミャ~……」と心細げに鳴く猫を発見した。かわいそうに震えているようだ。
・Step2:かなえ先輩が言った「降りられなくなっちゃったのかな」。
・Step3:その言葉にまりも先輩がうなずいた「猿も木から落ちるって言うしな」。
・Step4:ユリが呆れる「猫だっつってるでしょう!」。
▶2
木の上の方で震える猫。どうやら、登ったはいいものの降りられなくなってしまったようだ。まりも先輩はそれを見て――「猿も木から落ちるって言うしな」。
「何言ってんだこいつ(笑)」「猿ではなくて猫だし、落ちてもいないし……何ひとつ合っていない!(笑)」「テキトーすぎるだろ!(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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