おかしな「気配り・配慮」 ~アニメ「デンキ街の本屋さん」の場合
◆概要
【おかしな「気配り・配慮」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「デンキ街の本屋さん」(第7話)
▶1
本作の主要キャラの多くは、10代後半~20代前半の女性。
皆仲がよく、互いを個性的なニックネームで呼び合っている。
ある日、彼女たちがそろって温泉に行った時のことだ。
・Step1:湯に浸かり、のんびりリラックスする「先生」「ひおたん」「腐ガール」「カメ子」、そして「つもりん」の5人。
・Step2:ところが……ふいにつもりんが物騒なことを言い出した「おっぱいチェックしなきゃ❤」。
・Step3:つもりんは、まずは先生の胸を鷲掴みにした。先生は悲鳴をあげる「キャー!!」。一方、つもりんは満足顔で「温泉といったらこれでしょ~❤」。
・Step3:次いでつもりんは、ひおたんの胸を掴んだ。そして揉みしだきながら「結構なお点前で❤」。ひおたんは赤面する「どっ、どうも」。
・Step4:続いてつもりんは、腐ガールとカメ子に目を向けた。……が、この2人は重度の貧乳である。
・Step5:かくしてつもりんは気まずそうに微笑むと「こっ、恋バナでもしよっか❤」。腐ガールとカメ子はショックを受ける「ええっ……」。
▶2
つもりんは、バカではない。
重度の貧乳2人を前にして「どっ、どうしよう!胸をいじっていいのかしら?いえ、いいわけがないわ。きっとコンプレックスだろうし、触れない方がいいわよね!」と考えたのだろう。
だから慌てて話題を替えた。
つもりんなりの気遣いである。
しかし……「その気遣いが2人を傷つけるんだよ!(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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