おかしな「罵倒・口喧嘩」 ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1)の場合 #1
◆概要
【おかしな「罵倒・口喧嘩」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第6話)
▶1
本作の主人公は、レナードとハワード(20代後半の男性)。
2人は親友で、ルームメイトでもある。
また、2人そろって天才的な頭脳を持つ物理学者である。
ある日のことだ。
・Step1:2人の共同研究が高く評価され、「学会でプレゼンしてほしい」という依頼を受けた。
・Step2:レナードは喜ぶ。やった!認められたぞ!
・Step3:一方、シェルドンは気乗り薄である。なぜならば「僕は天才だ。誰に評価されようが嬉しくないよ」「大体、そこらの学者に僕の才能が理解できてたまるか」というわけである。
そうこうする内にプレゼンの日がやってきて――
・Step4:結局、レナードが1人でプレゼンを行った。
・Step5:プレゼンは無事終了。ところがシェルドンは大変不機嫌で、レナードに突っかかっていった。
・Step6:やがて2人は聴衆の前で口論を始めた。
・Step7:レナードが言った「そもそもプレゼンしたがらないきみが悪いんだ!だから僕は1人でプレゼンしたんだぞ!」。
・Step8:シェルドンが言い返す「何度も言うが、きみと違って、僕には凡人からの評価なんて必要ないんだよ!」。――直後シェルドンは聴衆の方を向くと「悪気はない」。
・Step9:で、すぐに口論再開。
しばらく後、
・Step10:レナードが言った「きみの上から目線にはもううんざりだ!そりゃ僕は、きみみたいに11歳で大学へ行ってないし、博士号を取ったのも16じゃなくて24歳の時だ!でも僕だって、ここにいる連中よりはずっと賢いんだぞ!」。
・Step11:シェルドンは無言であごをしゃくり、聴衆を示した。かくして自らの失言に気づいたレナードは聴衆に向かって「悪気はない」。
・Step12:で、またもや口論再開。
▶2
レナードとシェルドンが大勢の学者の前で口論を始めた。
シェルドンが言った「何度も言うが、きみと違って、僕には凡人からの評価なんて必要ないんだよ!」。――直後シェルドンは聴衆の方を向くと「悪気はない」。
一方のレナードも「僕だって、ここにいる連中よりはずっと賢いんだぞ!」。――そして自らの失言に気がつくと、やはり聴衆に向かって「悪気はない」。
「ちょいちょい聴衆を侮辱するのは止せ!(笑)」「口喧嘩しながら周りをバカにするのは止めてください(笑)」「これ、聴衆も口論に参加していいんじゃない?(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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