言っていることは正しいが、「言い方・言い回し」に問題がある ~マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」の場合
◆概要
【言っていることは正しいが、「言い方・言い回し」に問題がある】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」(第3巻)
▶1
本作の主要キャラの1人・亜実(女子大生)。
彼女の父は、「喫茶アジア」という喫茶店を経営している。
「喫茶アジア」はなかなかの繁盛店で、
・Step1:特に、幼い子供を持つ主婦層から人気を集めていた。人気の秘密は、接客を担当する2人のアルバイトである。
・Step2:まずは宇崎ちゃん(女子大生)。彼女は気遣いの人だ。ママに連れられて来たはいいもののすっかり退屈してしまった子供を見かけると積極的に話しかけたり、遊んでやったりする。「子守りをしてもらえるからママ友とのおしゃべりを楽しめるわ♡」ということで主婦たちは大喜びだ。
・Step3:次いで桜井くん(男子大生)。彼は見た目もよければ、礼儀正しくて性格もいい。「話していると清々しい気分になれる」ということで、多くの主婦から好かれていた。
要するに――
・Step4:亜実が言った「自分の子供の面倒見てもらって、若い男子とお話できるなら、そりゃママさん達も熱心に通いますよね」「へっへっへっへ」「いい商売してますわ~」。
・Step5:亜実の父がツッコむ「父親の店をいかがわしい風に言うのはやめなさい」。
▶2
「喫茶アジア」は、幼い子供を持つ主婦層から支持を集めている。
人気の秘密は2人のアルバイト、すなわち気遣いができる宇崎ちゃんと、若くて素敵な桜井くんなのだが――。
「『自分の子供の面倒見てもらって、若い男子とお話できるなら、そりゃママさん達も熱心に通いますよね』って、いや確かにその通りなんだけどさ……しかしそれじゃあまるでホストクラブじゃないか!(笑)」「亜実のお父さんがツッコむのも無理ないよ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
◆他のアイデアも見る👀
この記事が参加している募集
最後までご覧いただきありがとうございます! 頂戴したサポートはすべてコンテンツ制作に使います!