夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった ~マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」の場合
◆概要
【夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」(第3巻)
▶1
本作の主人公は、桜井真一(男子大学生)。
彼は穏やかな日常を愛する青年である。ところが……なぜか宇崎(かわいいものの大変にウザい後輩、女子大生)にからまれ、つきまとわれ、ペースを乱され、かくして騒がしい毎日を送っていた。
ある日のこと。
・Step1:宇崎が、榊(桜井の友人)に訊いた。曰く「桜井はどれくらいお酒を飲むと酔っ払うのか?酔っ払うとどうなるのか?」。
・Step2:宇崎の言葉に榊は目を輝かせた。おっ。これは色っぽい話に違いないぞ❤彼はこの手の話題が大好物なのだ。榊はニヤニヤと笑って「なんだ?サクを潰して寝込みでも襲うのか?」(「サク」は桜井のニックネーム)。
ところが、
・Step3:宇崎はニコリともせずにこう言った「いや、私だけお酒の失態を何度も見られてるのもシャクじゃないッスか。ここいらで先輩も道連れにしてやろうと」。……そう、宇崎はこれまでお酒を飲むたびに桜井に醜態をさらしてきたのだった。今度は桜井の失態を見てやろう、そしてからかってやろうというわけだ。
・Step4:榊は呆れる。何だよ、ちっとも色っぽい話じゃないじゃん……。っていうか醜態をさらしまくっているのは、いつまで経ってもお酒の上手な飲み方を覚えない宇崎、お前の自業自得だよ……。
▶2
「桜井は酔っ払うとどうなるのか?どれくらい飲んだら酔っ払うのか?」と問うた宇崎。さては色っぽい話に違いないと心躍らせる榊だったが……そうではなかった!
「ちっとも色っぽい話ではなかった(笑)」「あーあ、榊ががっかりしちゃったよ(笑)」「『自分だけ失態を見られてシャクだから相手も酔い潰してやろう』って……発想がガキだなぁ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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