連想・想起・イメージするものがおかしい／あまりにも独特／間違っている　～マンガ「このヒーラー、めんどくさい」の場合

アルヴィン「その辺にロープ的なものはないか？」
カーラ「ロープ的な……大腸とか？」

マンガ「このヒーラー、めんどくさい」（第1巻）

◆概要

【連想・想起・イメージするものがおかしい／あまりにも独特／間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：マンガ「このヒーラー、めんどくさい」（第1巻）

▶1

本作の主人公の1人・アルヴィン（男性、30代／剣と魔法のファンタジー世界の冒険者）。

彼はいま、ゆえあってダークエルフのカーラ（少女／聖職者、ヒーラー）とパーティを組んでいるのだが……このカーラというのがとんでもないやつだった！彼女の言動は、聖職者というよりも悪魔のそれに近い。

かくしてアルヴィンはいつもひどい目に遭っていた。

▶2

ある日、

・Step1：ゴブリンが掘ったと思われる落とし穴に落ちてしまったアルヴィン。

・Step2：一方、カーラは無事である。

・Step3：アルヴィンは脱出を試みる。しかし土が脆い。這い上がろうとしても、壁が崩れてしまって埒が明かない。

こうなったら仕方がない。カーラに引っ張り上げてもらおう。

・Step4：かくして、アルヴィンはカーラに訊いた「その辺にロープ的なものはないか？」。

・Step5：するとカーラはこう言った「ロープ的な……大腸とか？」。

・Step6：その言葉にアルヴィンが呆れる「狂気の発想」「『ロープ的な』と聞いて大腸を連想するとかネクロマンサーでもしないよ？」。

▶3

「その辺にロープ的なものはないか？」と訊かれたカーラ。彼女はこう答えた「ロープ的な……大腸とか？」。

「なぜ大腸！？（笑）」「まさに狂気の発想だ（笑）」「こいつ本当に聖職者なのか？やっぱり悪魔なんじゃないの？（笑）」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。

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