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人生には「出会ってしまった」としか言いようのない瞬間がある!! ~Learning from: アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」、「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」、「オーバーテイク!」

未来「(765PRO ALLSTARSのライブ後に)すごいなぁ、アイドルって!キラキラしてて、まぶしくて」「ううん、それだけじゃなくて……あっ。そっか。そうか!……私、アイドルになりたい!アイドルやってみたい!」

アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」(第1話)


幼い日のキタサンブラック「(トウカイテイオーのレースを見て)ひと目で惹き付けられた。強くてきれいで格好いい。――同じウマ娘としてあんな風に走ることができたら……」「テイオーさんみたいになりたい。その強さに、格好よさに1歩でも近づきたい。そして並びたい。同じ景色を見て、その光景を感じたい。あんなウマ娘になりたい」

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」(第2話)


孝哉「(悠のレースを見た翌日に)お願いします!私をこちらのチームのスポンサーにさせてください!応援したいんです!」

アニメ「オーバーテイク!」(第1話)


▶1

人生には、「出会ってしまった」としか言いようのない瞬間があります。


例えば今期(2023年10-12月期)のアニメ作品では、

・【例1】「アイドルマスター ミリオンライブ!」(第1話):主人公の未来は、ある日ひょんなことから「765PRO ALLSTARS」というアイドルグループのライブチケットを手に入れた。未来はアイドルに対して特別興味があったわけではない。しかしいざライブに行くと――感動!「765PRO ALLSTARS」の素晴らしいステージに大感動である。かくして彼女はアイドルを志すことになる。

・【例2】「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」(第2話):主人公のキタサンブラックは幼いある日、偶然テレビでトウカイテイオーのレースを目撃した。そのあまりにも格好いい走りっぷりに彼女の目は釘づけになる。そして次の瞬間、彼女の夢は決まった。私もトウカイテイオーさんみたいなウマ娘になりたい!かくして猛練習の日々が始まった。

・【例3】「オーバーテイク!」(第1-2話):主人公の孝哉は、プロのフォトグラファーである。彼はある日仕事でカーレース場を訪れ、とあるレースチームと出会った。経済的に恵まれていないもののしかし情熱的な彼らの想いに触れ、そして若きレーサーが敗戦後に涙を流すのを目撃して――孝哉の心にも火がついた。翌日、彼はそのレースチームを訪問し「応援したいんです!私をスポンサーにしてください!」「お金が足りない?だったら私がスポンサーを集めてきます!」と叫んだ。


未来はキラキラ輝くアイドルに、キタサンブラックはやがて天下を取ることになる天才ウマ娘に、そして孝哉はカーレースに情熱を燃やす若者とそれをサポートするオッサンたちに出会った――というか、出会ってしまった

彼らは望んで出会ったのではありません。

「出会ってしまった」のです。

それはほとんど事故のようなものです。


▶2

ところで、この「出会ってしまった」を誰かとともに経験することがあります。

上述の例でいえば、未来は静香という少女と、キタサンブラックは幼馴染のサトノダイヤモンドとともに「出会ったしまった」を経験しました。


で、この「出会ってしまった」を共有した相手というのは、大方の場合、「運命のパートナー」や「生涯のライバル」になるものです。

実際、未来と静香、キタサンブラックとサトノダイヤモンドはそうした関係になっていきます。


しかし――ですね、ではその相手がもしも相性の悪い人だったらどうなるんだろうと思ったんですよ。

例えば、ライブにやってきた未来。偶然にもそこには、クラスで最も相性の悪い同級生がいた!

2人は「うえっ!」と顔をしかめる。

ところがその後、2人はともに「出会ってしまった」を経験し――はて、どうなるのか

おそらくは2人そろってアイドルを目指すようになり、「なんでお前なんかと……」「チッ!それはこっちのセリフだよ!」「ったく……」なんてぶつぶつ言いながらも、「運命のパートナー」や「生涯のライバル」になっていくんだと思うんですよね。


そして、この「相性の悪い2人がひょんなことから運命を共にすることになり、あれこれ大騒動を巻き起こす」というのは、バディものの鉄板展開です。

このタイプの名作は、枚挙に暇がない。

というわけで――「未来&相性最悪なクラスメイトが、何だかんだ言いながらも揃ってアイドル界のトップを目指し、最後は伝説のユニットを結成するに至る話」とか、「キタサンブラック&不仲のウマ娘が、しょっちゅう喧嘩しながらも最高のライバルとして切磋琢磨し、かくしてウマ娘界の頂点に君臨するに至る話」とか、どうでしょうか?面白くなりそうだと思いませんか?


今日は1日そんなことを考えていました。


あなたの創作のお役に立てば幸いです。

それでは佳きクリエイティブ・ライフを!!


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