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「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる ~マンガ「みなみけ」の場合

チアキの友人たち「(彼は不審者か否かと話し合う中で)シロ?」「クロ?」「ポチ?」

マンガ「みなみけ」(第2巻)




◆概要

【「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「みなみけ」(第2巻)

▶1

本作の主人公は南家の3姉妹、すなわち長女のハルカ(高2)、次女のカナ(中2)、そして三女のチアキ(小5)である。


ある日のこと。

・Step1:南家には、チアキの友人たち(いずれも小5の少女)が遊びに来ていた。

・Step2:カナがふいに言った「えー、では防犯教室を開きます」。

・Step3:チアキの友人たちは笑顔で応える「はーい」。ノリがいい。

・Step4:カナ曰く、不審な男性から馴れ馴れしく声をかけられた時には、まずはカマをかけるべし。例えば「おじさん、二ヵ月ぶりだね。その後、肝臓の調子どう?」と訊き、反応を見る。そうすれば相手が知り合いか、それとも不審者か判断できるというのだ。

・Step5:へぇ、そうなのか!では早速練習してみよう。


というわけでチアキの友人たちは、

・Step6:たまたま近くにいたタケル(南家3姉妹のいとこ、20代男性)に問うた「タケルおじさん、二ヵ月ぶりだね。その後、肝臓の調子どう?」

・Step7:タケルは困惑する。えっ、いきなり何?っていうか二か月前って何の話!?

・Step8:そんなタケルの反応を見て、チアキの友人たちは語り合う「シロ?」「クロ?」「ポチ?」


▶2

タケルおじさんの反応をどう解釈するべきか。彼は信用に値する人物なのか、それとも不審者か……。少女たちは話し合う。曰く「シロ?」「クロ?」「ポチ?」。

「『ポチ』って何だよ!(笑)」「あー、犬の名前つながりの連想か!無罪、有罪という意味で『シロ』だの『クロ』だのと言っている内に、『ポチ』が出てきたのね(笑)」「確かにシロもクロも犬の名前っぽいけれど(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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