ボケ役やアホキャラばかりで、議論が前に進まない／とんでもない間違いを犯す　～アニメ「あずまんが大王」の場合

大阪「なぁ。ブルース・リーって、『ブルー』が苗字なんやろかぁ？」
とも「アハハハハ！バッカでぇ！何言ってんだよ！ブルース・リーは外人だろ？だから『スリー』が苗字なんだよ」

アニメ「あずまんが大王」（第13話）

◆概要

【ボケ役やアホキャラばかりで、議論が前に進まない／とんでもない間違いを犯す】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：アニメ「あずまんが大王」（第13話）

▶1

本作の舞台はとある高校。

大阪、神楽、ともの3人はいずれも高2の女子生徒であり……そして重度のアホである。

ある日、3人で話していた時のことだ。

・Step1：大阪がふいに訊いた「なぁ。ブルース・リーって、『ブルー』が苗字なんやろかぁ？」。

・Step2：神楽はギョッとする「突然だなぁ」。

・Step3：一方、ともは爆笑した「アハハハハ！バッカでぇ！何言ってんだよ！ブルース・リーは外人だろ？だから『スリー』が苗字なんだよ」。

大阪と神楽はしばし沈黙。

・Step4：だがすぐに「……ほぉー！そうだったのか！」。納得したらしい。

・Step5：さらに大阪がたずねる「ほな、ワンやツーはどないしたんやろ？『ブルー・ファイブ』辺りがジャッキー・チェンと違うかな？」。

・Step6：今度は、ともと神楽がしばし沈黙。そして「ああ！」と頷いた。「なるほど、言われてみれば確かにその通りだ」と納得した顔である。

▶2

ブルース・リーは「Bruce Lee」と綴る。言うまでもなく、苗字はリー。ブルーでもなければスリーでもない！

「なかなかどうしてアホ度の高い会話だなぁ（笑）」「3人もいるのに全員ボケ役かよ！（笑）」「ツッコミ役がいないとダメだこれ（笑）」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。

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