伝説の樹 ~アニメ「バカとテストと召喚獣」の場合
◆概要
【伝説の樹】は、「その樹の下で愛を告白し結ばれたカップルは永遠に幸せでいられる」といった噂を持つ樹のこと。
最も有名なのは、きらめき高校(ゲーム「ときめきメモリアル」の舞台)の校庭にある樹だろう。だがこれ以外にも様々なバリエーションが存在する。また、きらめき高校に対するオマージュやパロディもある。
本記事では、アニメ「バカとテストと召喚獣」(第5話)に登場する樹・噂を取り上げる。
◆事例研究
◇事例:アニメ「バカとテストと召喚獣」(第5話)
▶1
ある日、明久(主人公、高校2年生)は、クラスメイトの秀吉に突如として愛を打ち明けた「秀吉ー!好きだー!!」。
秀吉は訳がわからない。困惑する「いきなり何を言い出すのじゃ!?」。
明久は至極真面目な表情で語り出した「これには重大な意味があるんだ!秀吉は知らないかもしれないけれど、日本には伝説の樹の下で告白すると幸せになれるという言い伝えがある」。
傍にいた雄二が冷静にツッコむ「『言い伝え』じゃないがな……」。
しかし明久は止まらない。彼は続ける「この学園の『伝説のキノシタ』といえば、伝説的な美少女・木下秀吉のことを指す。つまりこれは秀吉に告白すると幸せになれるという意味だったんだよ」。
「何だってー!」。クラスメイト一同からノリのいい合いの手が入った。
一方、秀吉は呆れ果てる「ツッコみどころが多すぎて、どこからツッコんでいいのかわからぬのぉ……」。
▶2
要するにこれ、「伝説の樹の下」を「伝説のキノシタ = 伝説的な美少女・木下秀吉」に読み替えるというアクロバティックなギャグである。
なお、明久の言う「言い伝え」とは、上述のきらめき高校の噂を指しているものと思われる。
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