おかしな「励まし・激励・なぐさめ」　～マンガ「うちのメイドがウザすぎる！」の場合

つばめ「お嬢様……何かもやもやしていらっしゃるなら全部吐き出してください。お嬢様の体内から出たものであればなんっでも受け止めます❤」

マンガ「うちのメイドがウザすぎる！」（第4巻）

◆概要

【おかしな「励まし・激励・なぐさめ」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：マンガ「うちのメイドがウザすぎる！」（第4巻）

▶1

本作の主人公は、ミーシャ（小2の女の子）。

ロシア人の血を引く絶世の美少女である。

物語冒頭、ミーシャのもとに1人の家政婦がやってきた。その名はつばめ（女性、28歳）。家事の腕前はプロ級だし、さらに、元自衛官ゆえに心身ともにタフという完璧超人だ。

▶2

・Step1：つばめはミーシャのことを心から大切に想い、日々尽くしている。

ある日いろいろあって、

・Step2：父との関係に悩んでしまったミーシャ。

・Step3：そんなミーシャの繊細な心に寄り添うべく、つばめは優しく語りかけた「お嬢様……何かもやもやしていらっしゃるなら全部吐き出してください。お嬢様の体内から出たものであればなんっでも受け止めます❤」。

・Step4：ミーシャが呆れる「……相変わらずキモいな」。

▶3

ご注目いただきたいのはStep3のつばめのセリフである。曰く「何かもやもやしていらっしゃるなら全部吐き出してください。お嬢様の体内から出たものであればなんっでも受け止めます❤」。

「『ミーシャのためにできる限りのことをしてやりたい』というつばめの気持ちはわかるけれど……それにしてもキモすぎる（笑）」「物には言いようってものがあるだろ！（笑）」「ミーシャが引くのも無理ないよ（笑）」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。

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